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♪レッスンの引き出し

基礎練習 教本と使い方 (1)スケール

私がレッスンで用いている基礎練習用の教本と、その使い方をご紹介したいと思います。

どの生徒さんに どんな教本を選んでいるかは、

2019.12.23  レッスンの風景  事例集 などをご覧ください。

目次

(1)スケール、アルペジオ

基礎練習のうち、もっとも早い段階から、もっとも多くの生徒さんに
取り入れているのが、スケール、アルペジオ、そして三度のスケールです。

三度のスケールは、正式名称がわかりませんが、
ドミレファ ミソファラ ソシラド シレドー と上がって、
ドラシソ ラファソミ ファレミド レシドー と下がってくる
スケールの変形版です。下りは、
ミドレシ ドラシソ ラファソミ ファレドー でもOKです。
「子供のためのバイオリン教室 下巻」P42-3 がそうですし、
「新しいバイオリン教本3」No.61 もそうです。
No.61は、セヴシックOp.1-1 No.13 を易しくしたものです。

目的、ねらい

主に2つの目的で使用しています。

①バイオリンの音程の構造について理解してもらう
●4本の弦を移りながら音程が上がったり下がったりするのに、慣れてもらう。
バイオリン・ビオラなどの弦楽器は、ピアノと違って、音程が一列に
ならんでいません。ハリセンのように折りたたまれています。
そのことに身体が反応しない生徒さんには、早い段階、習いはじめて
すぐに 1オクターブのスケールをしてもらいます。
●2の指は、高い場所と低い場所がある。
●4本の指はくっつくとき(半音)と離れるとき(全音)がある。
簡単な曲を弾くうちに慣れてしまう生徒さんには、これらの目的では使いません。

②よいフォームを身につける。
体幹、右半身(運弓)、左半身(運指)。
生徒さんそれぞれに課題を出します。

使っている教本

習いはじめたばかりの生徒さんには、「耳コピー」ですることが多いです。
少し進んだ生徒さんで、家できちんと練習して欲しい場合は、1stポジ
ションのみでできる スケール / アルペジオ / 3度のスケールを4つの調
で書いた「手製のプリント」 を渡します。
ハ長調 ニ長調 イ長調は手書きで、ト長調は「子供のためのバイオリン
教室 下巻」P42を使っています。

好奇心がおうせいで、ゲーム的なやり方の飲みこみが早い子には
「ヴァイオリニストのたまごたちの音階あそび」を渡すと、面白がって
喜んでやります。
サイコロをふり、出た目によって、どう弾くかが決まるルールになっています。

「フリマリー」「小野アンナ」「カールフレッシュ」については、
ポジション移動の最後で述べます。

練習のしかた

「耳コピー」「手製のプリント」「たまごたち」いずれも骨子は同じです。

ニ長調から始めることが多いです。
両端の弦は弾きにくいからです。
子供は可聴音域が高いので、イ長調がやりやすい場合もあります。
ピアノなど習われて ハ長調の絶対音感がある方は、ハ長調がやりやすかったりします。
弾きたい曲のジャンルや、生徒さんの得手不得手をみて、やる調を増やしてゆきます。

①1音を1拍、弓のまんなかで。
②1音を2拍、弓を大きく使って。

③1音を4拍、全弓で。
④1音を2拍で、2音をスラーで全弓。
⑤1音を1拍で、4音をスラーで全弓。

厳しくやる場合は、弓に2等分or4等分の印をつけ、印を通過するタイ
ミングで音程が変わるよう見ながら弾く。
弓先はチップに乗りあげるぎりぎりまで、弓元は金具に当たるぎりぎりまで。
ガン見してはいけない。身体がこわばるから。

⑥1音を2拍、弓の上半分で。
⑦1音を2拍、弓の下半分で。

⑧1音を1拍、弓の上1/4で、デタシェ。
⑨1音を1拍、弓の下1/4で、デタシェ。
⑩1音を1拍、弓の上1/4で、マルトレ。
⑪1音を1拍、弓の下1/4で、マルトレ。
1/4 ができたら 1/8 で。

などが良くやるパターンです。
その生徒さんに必要そうな内容、ほどよい難易度のものを考えます。
上記以外のパターンを作ることもあります。

秒針、つまり四分音符60の速さでやります。
メトロノームを使った方が良いと思う方には、使ってもらいます。
使う練習が合わない方もおられます。

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