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♪レッスンの引き出し

基礎練習 教本と使い方 (3)左指の置き方

私がレッスンで用いている基礎練習用の教本と、その使い方をご紹介しています。

目次

(3)左指の置き方

左指の置き方、左腕・左半身のフォームが良くないまま ポジション
移動に入っても、上手にはできません。
ビブラートもしかり。
左が良ければ、トリルやビブラートは自然とできます。
身体に柔軟性のある器用な子は、変な形でもできてしまうことがあり
ますが、そのまま難しい曲・練習に進んでしまうと、壁にぶつかった
り、身体を痛めたりします。

左指の置き方、左腕・左半身のフォームを整える練習は、どの教本
でも使える部分があり、曲のなかでもできます。
別メニューより曲中でやる方が、やってきやすいようですが、しかし
大人の方ではそうすると曲でなくなってしまう、無機質な音の羅列に
なってしまうケースもあり、
どの方にどんな練習メニューを用意するかは観察力がいります。

手の中心を軸にする

身体(ボディ)にも中心軸があるように、四肢にも中心軸があります。
左手の甲のまんなかへんが中心となるよう(右手も同じです)動かします。
中心軸は、腕を通って体幹へつながっています。

導入期の多くの教本は、左は1の指から始まります。
身体感覚に優れた生徒さんは、1から始まって、2→3→4といくのは
分かりやすいのですが、
1は親指に一番近いことから余計な力が入りやすく、1の指の位置が
中心軸になって左手の形がくずれ、手首が折れ曲がりやすいという難点
があります。

そのため私の教え方は、23の指を置いたときの左手(左手首・左腕)
の形を安定させてもらい、それから14を置く、という順番でやります。
2と3のどちらを中心と感じてもらうか、1と4のどちらを先にするか
は、生徒さんによります。
もしかして白人男性の手の大きさだったら、1からスタートしてもあま
り問題がなかったのかも知れません。

練習はやさしい曲の中でやることが多いのですが、「3指のエチュード
(手製のプリント)」もよく使います。
3からスタート、124の指を巡回?し、半終止・終止形で3に戻って
くる構成で、全パターンを網羅しています。
自分で作っといて言うのもなんですが、つまらないので、これに耐えら
れそうだ、と思う生徒さんにだけ渡します。

数をこなす、パターンを網羅する

「セヴシック」
Op.1-1 No.1~4 で、ゆっくり置き方を整える練習ができます。
その弦の長調でやります。
No.1 は、記譜通りA線でやるならば、イ長調でします。
つまり2指を、♮ではなく#でするのです。
2と3がくっつく同じ指の配置で、D線、G線、E線と 4弦やります。
なれたら1と2がくっつく配置でやってもいいでしょう。
ただこのエチュードはつまらないので、その弦の長調でやるほうが多少楽しいです。
Op.2 Op.6 でも使える箇所があります。

「ウォールファールト」
地味な練習ができる 大人の生徒さんに向いていると思います。
シンプルに数をこなすのにいいでしょう。
「40 Elementary Studies」はポジションはありません。
「60 Etudes」は「Elementary」よりやや難しく、後半にポジションが
出てきますが、そんなに高くありません。

「シェラディック」
運指のための教本ですが、いろんな用途で使えます。
画づらが単調ですが、弾いてみると曲のようになっていて、見た目ほど
つまらなくないです。
ポジションをまだしていない方でも使い始めることができますが、
ほどなく 2nd や 3rd が出てきて、最後は 10th までいきます。
スケールやアルペジオに近い内容です。

左4指をのばしてとる音が多いので、注意してください。
無理してやると、指を痛めます。
半音のばす練習はしたほうがいいと思いますが、全音で困難と感じる
場合はフィンガリングを変えるなどしてください。
欧州の男性の手と、同じことができなくていいのです。

「クロイツェル」
運指にも 運弓にも使えるエチュード集です。
フィンガリングもボーイングもはまりやすく(やりやすいという意味
です)、良い曲?が多いので、弾いていて楽しいです。

運指で使うなら、まずはNo.2 の指の置き方を 丁寧に確認してゆきましょう。
2ndポジションが巧妙に使われており、最初はあれれっ!と思うかも
しれませんが、慣れればとても合理的です。
ボーイングパターンが沢山載っており、運弓を鍛えるのに使ってもいいし、
左指の置き方に ゆっくり注意を払いながら 改善する使い方もできます。

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