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♪レッスンの引き出し

基礎練習 教本と使い方 (5)その他

私がレッスンで用いている基礎練習用の教本と、その使い方をご紹介しています。

目次

(5)その他の基礎練習

①カイザー

3冊に分かれているカイザーより、「やさしいカイザー」が良書と思います。
カイザーは、これからポジションに入るという時期の教本です。
それにしては長すぎて、すごく良い曲もあるのですが変なところもあります。

「やさしいカイザー」がよいのは、自習できるところ、課題をクリア
していく達成感が持てるところです。
全36のエチュードが短く編集されていて、それぞれにオリジナルの
譜面と違う弾き方が3~4パターン、応用練習として出題されています。
ボーイングの奏法、マルトレやスラーを組み合わせた課題が多く、
知らぬ間にいろんな弾き方を身につけられます。
No.13からポジションが出てきて、7th まで行きます。

②ホーマン

ホーマンは1から4まであり、2と4をよく使います。
2と3は、調ごとの章立てになっていて、難易度がちがいます。
さまざまな要素がつめこまれていて、楽しそうな見た目です。

スケールが必要だなと思う方にはスケール風のエチュードを、
アンサンブルが不得手な方(または好きな方)にはDuetを、
三拍子が苦手だなと感じたら三拍子ばかり、とチョイスします。

楽譜にないスラーをつけたり、スタッカートをつけたり、8分音符で
書かれているものをゆっくり弾かせたり、生徒さんに合わせてアレンジ
します。
3までは 1stポジションで弾けるのですが、全部 3rd にしたり、
上がるところ下がるところを作ることもあります。

いかにも基礎練習という楽譜は見ただけでイヤになる、という生徒さん、
またマジメすぎて基礎練習が向いてなさそうな生徒さんに使うことが多いです。
基礎練習アレルギーの生徒さんも、見た目に抵抗のない楽譜を用いて
フォーム改善の面白さ・達成感にめざめると、単調な基礎練習がやれる
ように変わってきます。

4は前述のとおり、ポジションごとの章立てです。
234は重宝しているのですが、1が使いにくいです。
バイオリンを始めたばかりの生徒さんに向く難易度なのですが、ハ長調
だらけで、左12をくっつくけなければなりません。

③セヴシック Op.3

「40 Variations」との副題のとおり、バラエティに富んだ練習曲が収め
られています。
ポジションは殆ど出てこないのですが、きちんとやろうとすると
なかなか難しいです。
スタッカート記号のついた音符がたくさん出てきますし、アマオケで
セカンドをされている方などに合うかもしれません。

「spiccato」と書かれた Var. が多いですが、まずマルトレでやるのが
良いと思います。
また指定の速度が 速いものが多いですが、速度を落としてやるほうが
基礎練習になると思います。
「置いて弾く」「置いたとき直角」
「発音したときが一番大きい(後膨らみしない)」
「弓のスピードを落とさず折りかえす」
など、やることは沢山あります。

Var.1~4 は元弓の練習に使うことができます。
弓元 1/4 でやってみましょう。
それができたら、1/2 1/8 などでも。

Op.6 は初心者向けに書かれた本ですが、難しめです。
全7巻のうち5巻までは 1stポジションで、たくさんの素材がのっています。
Duet曲もあり、地道な練習をがんばってもらおうとの配慮がうかがえます。

④クロイツェル

すでに取り上げている「クロイツェル」ですが、運弓を練習する使い方
について ご紹介したいと思います。

No.1
4分音符60で。
楽譜のスラーがむずかしい場合は、4拍で返します。

No.2
81個のボーイングパターンが載っていますが、まずはベーシックな
使い方について、説明します。
①②③④
弓中、上半分、下半分、先1/4、元1/4 などでやりましょう。
⑩⑪⑫
弓中、全弓、上半分、下半分などで。
⑤⑥⑨
1音で弓の半分を使う。1音で弓の1/4を使う。

さらに、デタシェ / マルトレ / スピッカート など弓づかいを変えれば
いくらでもやることがあります。
例として、最初の2音が8分音符、次の3音が3連符、最後の3音が
3連符のものを見てください。
最初の2音は、デタシェ、マルトレの弾き方ができます。
次の3音は、デタシェ、スピッカート、スラーの弾き方ができます。
最後の3音も同様。
2×3×3=18通りの弾き方が作れます。

No.2 は長いので、進みながら弾き方を変えていくと、効率的です。
そうでなければ最初の方ばかり弾くハメになります。

曲らしく弾く

意外に思われるかも知れませんが、大人の生徒さんの中には
「曲らしく弾く」ことが苦手な方がおられます。
大概がまじめな人です。

そういうときよく使うのは、「ホーマン」「スズキ」です。

しかし一番いい方法は、好きな曲を弾くことです。
先生には見てもらわない方がいいです。(笑)
好きな曲を弾くのに、正しい弾き方も、正しくない弾き方もありません。

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