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♪レッスンの引き出し

基礎練習 教本と使い方 (2)移弦

私がレッスンで用いている基礎練習用の教本と、その使い方をご紹介しています。

目次

(2)移弦

よほど身体感覚にすぐれていないかぎり、移弦の練習は必要です。
といっても、そのためだけに教本を用意するのではなく、
すでにお持ちの教本や曲のなかから 練習に適したところをさがします。
「スズキ」「新しいバイオリン教本」などの曲集にも、移弦の素材があります。

もっとも基本となる練習

もっとも基本的な練習のしかたについて、
「子供のためのバイオリン教室 中巻」P21-3、4で説明します。

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4分音符はマルトレ (※) で弾きます。
4分休符のところで移弦します。
★弾く→移弦→弾く→移弦、とやることを分けるのがポイントです。
★明確に分けられない場合は、分けられる速度まで落とします。

★弾く→移弦 のとき、
 ・余計なことをしない
 ・最短距離(最小角度)
をこころがけます。

AE線だけでなく、DA線、GD線でもやります。
逆のボーイングでもします。
弓の真ん中で上手にやれるようなら、
弓の上半分、下半分、弓先1/4、弓元1/4 などでやります。
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★のところが大切です。

(※) 置いて、弾く。
子音を必ずつけてください。
なんとなく音をスタートさせてしまう癖がつくと、あとで苦労します。

やさしい丁寧な練習

隣りあう弦を 行ったり来たりするものが載っている教本を、いくつかご紹介します。
買っても良いくらいお勧めなのは「やさしいヴィオラ入門」です。

「やさしいヴィオラ入門」
P21~30、48~49
実質68ページのうち、12ページで移弦の練習ができます。
移弦の練習というより、移弦を含んだ運弓の基礎練習です。
(バイオリンの教本で、このような内容のものをご存知だったら、教えてほしいです。)

ビオラの4弦の音程で書いてあるので、バイオリンの4弦に読み替えてください。
P21~30は解放弦だけ、4つしか音はありませんから、簡単に読み替えできます。
解放弦0→0 に慣れたら(飽きたら)、1→2 とかに変えましょう。
0→0より、左指を置いている方がいいと思います。
弾きながら置く左指を変えていけるようなら、してみましょう。
脳みその違うところが鍛えられます。

「セヴシック Op.1-1」 No.11
これをていねいにやると力がつきます。
64通りのボーイングのパターンが載っています。

「 A DOZEN A DAY VIOLIN」
3割くらいが移弦の練習につかえます。
行ったり来たりだけでなく、いろいろな動きがあります。
スラーが難しいものは、まずスラーなしでやってください。
逆のボーイングでもやってみましょう。

様々なパターンの練習

エチュード系の教本には、移弦の練習ができるものが入っています。
ゆっくりやれば弓の微妙な角度を軌道修正する基礎練習になりますし、
数をこなすための練習にしてもいいでしょう。

ゆっくりさらうなら、自分の苦手なパターンを見つることに集中し、
どう改善するかを考えましょう。
いつも冒頭から練習しだすと、前の方ばかりさらってしまいます。
苦手なパターンが分かったら、鉛筆で印をつけましょう。
そしてそこだけを、例えば日によっては後ろからやります。
印は、苦手度・改善具合により変えていきます。
×と△(2段階)、×△□〇(4段階)、というように。
頑張れる日は全部するけど、気乗りしない日は×だけやる、というよう
に工夫しましょう。

「シェラディック」Ⅲ Ⅳ など
Ⅲの 0でも4でも弾ける音は、移弦が多くなる方を選びます。
合理的な方=移弦しないフィンガリング で弾いてしまわないよう、
指番号を書きこみます。

「ウォールファールト」
「40 Elementary Studies」「60 Etudes」いずれも
移弦の、数をこなす練習になるエチュードがのっています。

「セヴシック」
Op.1-1 No.14~16
Op.2-1~5 は運弓のための教本です。
巻によってテーマがちがうので、自分に合う素材がのっているか確認
してから買いましょう。
Op.3 も移弦のための良いエチュードがあります。

「クロイツェル」
No.7 など、移弦が鍛えられるエチュードが収録されています。

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