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♪レッスンの引き出し 道具編

顎当ての交換 や 高さ調節

顎当ての交換や高さ調節は、自分でもすることができます。

肩当ての高さやフィット感を気にされる方は多いでしょう。
顎当てが自分に合っているかも、気にしましょう。

 

自分で顎当ての交換や、高さ調節をしたあとは、毛替えの折などに

”自分で〇〇したんですけど、おかしくなってないですか?”

と職人さんに見てもらうと良いでしょう。

 

 

■どんな顎当てがいいの?

顎当ての高さは、楽器底面のエッジ中央が、左鎖骨(の右端)に触れる
くらいがいいです。

私も含め現代人は、鎖骨が、身体本来の位置より下がってしまっている

ことがあります。

その点も加味して、顎当ての高さを決めましょう。

 

顎当てのカーブは、左下顎と合わなすぎても違和感があるし、ぴったり

合って遊びが無いのもいけません。

 

顎当ての原型が作られたのは200年程前ですが、今に近いものになった

のは100年ほど前とされています。(詳しくは不明です)

肩当てはさらに後で、1900年代半ばでも、まだ肩当てをすることは一般

的ではありませんでした。

肩当てが登場する前は、楽器底面のエッジ中央を、左鎖骨の上に乗せて

いました。

 

顎当てを作ったり削ってくれる職人さんもいます。
しかし、手間がかかる=作業代がかかる上、気に入るようにはなかなか

仕上がりません。
何個も職人さんに削ってもらい、自分でも削ったことのある私の結論です。
市販の選択肢のなかから選ぶのが、現実的だと思います。

 

欧州の工房で作られた木製の顎当ては、1点1点ビミョーに違います。
ロット(=たぶん作った職人さん)が異なると、全然違う商品じゃん!

と思うことも。
同じ製造元、同じ名称の商品なら、寸分たがわず同じでしょう!?

という日本的な文化ではないのだと思います。
友人のが良かったから、と取り寄せ注文しないように。
現物を確認して購入しましょう。

製造元や商品名によっては「寸分たがわず同じ」な場合もあります。

それは知識のある店員さん・職人さんに聞いてください。

プラスチックやカーボンなどの成型ものは大丈夫です。

 

肩当ても同様。

 

顎当ては、脚の付き方が大別して、テールピースをまたいでいるものと
またいでいないものがあります。

楽器の強度を考えると、前者がいいです。
エンドピンの部位は、弦を張ると大変に力のかかる箇所なので、内部に

補強がされています。
両脚がエンドピンの左側にくるタイプだと、外側の脚は補強のない場所

に止めることになります。
長年に渡ると、楽器の表板・裏板が凹むこともあります。
とはいっても、弾きやすいことが1番大事。
エンドピンの左側に両脚が来るタイプにする時は、顎当てのネジの締め

具合に注意してください。

 

 

■取り外し方、取り付け方
見たとおりの機構です。
金具の脚の穴に、棒状のものを差し込んで、ネジを緩めたり締めたりします。
専用の器具がこちら↓

 

昔 顎当てには必ず、ちっこい専用器具がオマケのように付いていました。

しかし、捨てられることが多く、コスト削減もあったのか、姿を消して

しまいました。

専用器具が無い場合は、代用品になりそうなものを見つけてください。
布団針・・という話を聞いたことがありますが、試したことはありません。
楽器本体に傷をつけないよう、気をつけてください。

 

顎当てを取り外し、取り付けした後は、顎当てとテールピースが触って

いないか、必ずチェックしてください。
見えないときや微妙すぎてわからないときは、紙などを隙間に差し込み

動くか確認します。

顎当てとテールピースが干渉すると、異音の原因となります。

 

付けたい顎当てがテールピースに触ってしまっても、諦めるのは早い。

顎当ての底面を削ったり、テールピース側を削ったり交換したりするこ

とも、できます。
可能かどうか、工房の職人さんに見てもらってください。

 

 

■高さ調節の仕方

顎当てを低くしたい場合、顎当てにくっついているコルクがぶ厚ければ、

削れそうだなと脳裏をよぎることもあるでしょう。

しかし、わずかしか変わりませんし、ぶ厚いことはあまりありません。

コルクは、年月が経つにつれて へたって薄くなりますし、薄すぎると

楽器への負荷が増します。

 

コルクを一旦はがし、高さを削り、コルクを貼りなおす。

というのが正当な?顎当てを低くする方法ですが、テールピースに接触

しやすくなりますし、加工賃もかかります。

 

低くしたい場合は、低い肩当てを探して、交換するのが良いかと。

 

 

高くしたい場合は、コルクを足します。
ワインのコルク栓を削ってもいいですし、100均やホームセンター等

で探すと、コルクのコースターなど使えそうなものが見つかることもあ

ります。

楽器を平らに構えすぎるクセが治らない場合、顎当ての中央側だけ高く

して(& 肩当ての中央側を低くして)もいいかも知れません。

 

どの程度までならコルクで高くしても問題ないのか、職人さんに聞いた

ことはありませんが、硬い紙を折りたたんで7~8mm高くしてあげた

生徒がいます。

自宅教室ならコルクがあるのですが、楽器店の教室に来たので、その場

にあったモノでしたのです。

”責任持てないよ”と説明をしてから、やったのですが。

だから皆さんマネしないように。(と言いながら披露している)

早く工房へ行って、高さのある顎当てに替えてもらって~!

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