Blog

Blogブログ
Blogブログ
Blogブログ

♪レッスンの引き出し 道具編

ペグがゆるむ現象への対策

1月にしては暖かな日もあれば、突然ぐっと冷え込んだり。
寒暖の差は楽器にとってもよくありません。
このところペグが戻る生徒さんが続出したので、記事にまとめてみました。

 

ペグが戻りやすいのは、

(1)持ち主の取り扱いが適切でない
(2)売り主の調整が適切でない

などが原因です。

 

 

(1)持ち主が気づかうべきこと

 

①ペグソープを塗るべし

ペグには必ず、ペグソープ(ペグコンポジション)を塗りましょう。
基本の「キ」です。

 

弦を取り外して塗りなおすのは、手間がかかります。
ペグで調弦をしている方は、弦を交換するとき必ず塗りましょう。

 

購入したお店で、ペグが回りにくい or 止まりにくいと訴えたばあい、
良心的なスタッフ・職人さんなら、まずペグソープを塗ってくれて、
様子を見るよう言ってくれます。

よほどペグと穴が合っていない楽器でなければ、改善されます。

 

ペグソープで不具合が解消できなければ、ペグor/and穴を削ります。
正規の工賃は安くはありません。
しかし買ったところに持ちこめば、安く仕上げてくれるはずです。
買ったばかりであれば、引き渡し前の調整不足です。

 

関西大手の楽器店で、生徒が50万円の楽器を衝動買いしてきたことが

ありました。

楽器そのものは良いようでしたが、ペグがぱきぱき言って回りません。

生徒はお店を再訪し、営業さんがペグソープを塗ってくれたとのこと。

(職人さんはいないお店です。)

 

こちらの記事にペグソープの塗り方のほか、弦を交換するときにすべき

こと、したほうが良いことを、書いています。

2020.09.08 バイオリン・ビオラ 弦の交換方法

 

 

②ペグは押し込みながら回すべし

調弦でペグを回すときは、押し込みながら回しましょう。

ペグ&穴は、先が細く、根元が太いので、普通に回していると穴から
抜けていきます。
押し込みながら回していても徐々に浮いてきます。

大事な本番前は、正面にかかえて両手でペグを押し込んでおきましょう。
そうすると、ゆるみやすくなっていないペグでも、1mm程のめり込ん

だりします。

 

以下の記事も参考になさってください。

2020.04.30  バイオリン・ビオラの調弦方法 (2)ペグでのやり方

 

 

③気温・湿度の変化がないようにすべし

楽器や弦は、思っている以上に、温度・湿度の変化に敏感です。
赤ちゃんと同じと考えましょう。

冬や夏、車のなかに置き去りにはしてはダメです。

家の中でも、冷える場所、日光があたる場所、冷暖房があたる場所など

は避けてください。

 

ペグがしょっちゅう戻ったり、新品の弦が切れたりする生徒さんがおら

れました。

弦の交換は信頼できる職人さんがしていて、駒に鉛筆芯の跡などもあり

見たところ問題なし。ペグも私がしっかり押し込んでいる。

車に置き去りもしていないなら、あと考えられるのは室温の変化だけな

んだけど・・というお話をしたら、置く場所の改善をしたようで、戻ら

なくなりました。

戻る現象が起きていたころは、弦の駒にあたっているところが、巻きの

幅が広がって見えていましたが、それもなくなりました。

 

 

●電子チューナーは、微細な音程の調整につかう道具で、音程が大きく

下がったときは役にたちません。

そのため、どの程度ペグを巻き戻したらいいか、分からなくなることが

あります。

 

そうした場合のお助け道具として、調子笛(ピッチパイプ)というもの

があります。

4管だけのハーモニカのような器具で、バイオリン4弦の音がピンポイ

ントで鳴ります。

これを吹きながらペグを巻き上げていくと、行き過ぎることなく安心です。

Hzが何種類かあります。

442Hzのものを間違えないよう買ってください。

 

ピアノなど鍵盤楽器があれば、それを使ってもいいと思います。

 

 

(2)売る側がしておくべき調整

こちらの記事でご確認ください。

2020.04.09  ペグで調弦するか、アジャスターで調弦するか

  (3)調整されているペグとは

SHAREシェアする

ブログ一覧

HOME> ブログ >ペグがゆるむ現象への対策