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♪レッスンの引き出し 身体編

子供たちの気になる症状

バイオリンを教えだして、沢山の子供たちと接するようになりました。
それまでは会社員だったので、沢山のオジサマたちと接していました。
男女雇用機会均等法が施行されたあとで、私たち世代の女子の待遇は

恵まれていましたが、”会社という組織は男性の理屈で動くんだ、やり

にくいな” という感想は、しばしば持ちました。

音大卒ですぐ教える道に入ると、子供と中高年男性とのコミュニケー

ションにとまどうと聞きますが、お蔭様でオジサマたちは得意でした。

 

大人の経験者に私の知識・経験を教えたい! というのが先生をはじめた
動機だったこともあり、当初チビちゃん~中高生がレッスン来ると本当に
とまどいました。

自分に教え方のスキルの蓄積が無いのはわかっていたので、1時間2000円

からスタートしました。

よたよたした教えぶりだったかも知れませんが、熱意だけはあり、ご縁

のあった生徒さんはわりあい長く通ってくれました。

 

大人の生徒さんの身体の動きにくさについては、自分自身の経験も含めて

想定の範囲内でした。
が、驚いたのが子供たちの身体でした。

子供たちの気になる症状、多い順にあげると

 

 

【1】体がよろよろしている 腰がぐねぐねしている すぐ座ろうとする

 

【2】音符の上下の認知ができない

 

【3】動かそうと思った指が動かない

 

 

今回は、【2】【3】について書きたいと思います。

 

 

楽譜は横線が5本あります。
バイオリン・ビオラにおける (1)譜面を読んで (2)音程を取る という

作業は、以下のような手順になります。

 

(1)5本の線のどこに音符があるか
-<例1> まんなかの線の、線上にある
-<例2> 1番下と、下から2番目の線の、間にある

 

(2)指板のどこに、どの指を置くか
-<例1> 2番目の弦の、下から1cmの場所に、人差し指を置く
-<例2> 3番目の弦の、下から3cmの場所に、中指を置く

 

 

これを体の機能の動作順に書くと、以下のようになります。

 

①眼球など視覚機能の働き
②視覚情報の脳による読み取り = 視覚野の働き
③読み取った情報から、どの指を動かせば良いか判断 = 連合野の働き
④どの指を動かすか、脳から指令を出す = 運動野の働き
⑤指令を指先の筋肉まで伝達

 

 

①②の働きが阻害されていると

 

【2】音符の上下の認知ができない

 

ということになり、④⑤の働きが阻害されていると

 

【3】動かそうと思った指が動かない

 

ことになるのだと思います。

 

 

一連の過程のどこで、どんな風につまづいているか、原因は1人1人

違うと思います。

上下の認知ができない子は、音符Aの次にある音符Bが、Aより下に

あるのか上にあるのか、わかりません。

わからないので、楽譜をじーーっと見つめています。

私は何が原因か知りたくて、その子をじーーっと見つめます。

 

 

人体は、微弱な電気やホルモン等で動いている超繊細な精密機械です。

人工的な化学物質や電磁波が入ってきたら、誤動作を起こすのではない

でしょうか。

 

 

成長には個人差があります。

未就学や小学校低学年ではできないこともあります。

体が大きくなるにつれどの子も改善します。
しかし小学校高学年に進んでも、中学生になっても、音符の位置が分か

らなくなったり、違う指が動くことがあります。
関数や方程式がわかる子が、できないのです。

 

また成長して事象が現れなくなっても、問題が解決したワケではないと思います。

私は小児喘息で、中学に上がったころから発作が出なくなりましたが、

30歳前からふたたび出てきました。

成長で症状が消えても、それは解決じゃないのです。

 

 

動かそうとした指と、違う指が動く我が子を見て、

”〇〇ちゃんの脳のなかで一体何が起きてるの?”と言った保護者さん

がおられました。

やはり、「幼いからまだ出来ないだけ」なのと、「なにかちょっと変な

ことが起きている」のは、はたから見ていて違うのです。

距離を置いて我が子を見ることができる方なんだな、と思いました。

 

〇〇ちゃんは困ったような泣きそうな顔をして、首をかしげます。
ケロリとして意に介さない子もいる(それはそれでイカン、意に介しな

さい!)のですが、〇〇ちゃんはこの事象がこたえるみたいで、自分が

できない子だと思ってしまうようでした。

 

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