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♪レッスンの引き出し

ポジション移動に入る前に クリアしてもらうこと

基礎としてクリアしてもらいたい、心の内に列挙している項目があります。
経験者さんでも、できていない項がある場合は、それをクリアしてもらえる

ようレッスンします。

ここで述べている「基礎」とは、前掲の記事  2021.04.16 基礎とは  の

[1]音程・リズム・音楽をとらえる力

[2]バイオリンという楽器の 構造・特性 の理解

にあたります。

 

 

(1)目で読みとった音・音楽を再現する

--関連記事 2020.09.15 [串だんご」と「どら焼き」の法則

 

 

(2)耳で聴きとった音・音楽を再現する(耳コピー)

 

 

(3)リズム変奏
①4分音符を、アトランダムに8分音符2つに変えて、弾きます。
チューリップや春の小川など、4分音符だけで できている曲が向いています。
♩♩♩♩というリズムを、♩♫♩♫ や ♩♫♫♩ というように変えます。
子供たちの多くは、意外とあっさりやります。

 

②アトランダムにスラーをつけるなど、難しくしていきます。
生徒の得手不得手を見て、学んで欲しい課題を与えます。

 

③4分音符より長い音は弓をたっぷり使い、8分音符より短い音は

弓をコンパクトに動かします。
♩と♪は、は3対1くらいの比率にしてもらいます。

 

 

(4)アンサンブル
先生が2ndパートを弾く合奏を、はやいうちから始めます。
ピアノ伴奏や打楽器と合わせることもあります。
生徒が興味を示すばあいは、2nd やピアノ・打楽器も練習させます。

 

 

(5)半音と全音 = 指をくっつけるか離すか
ピアノの鍵盤を使って説明すると、理解しやすいようです。

 

 

(6)スケールで運指と相対音感を鍛える
0=4であることの理解。
0→1→2→3と音程がひとつづつ上がることの理解。
指をおく場所を、手前にずらせば音程が上がり、向こうへずらせば下がることの理解。

 

バイオリン・ビオラという楽器の、基本的な構造です。
曲だけを弾いていても、教えなくても、だんだん理解してゆきます。
とくに子供はそうです。

 

ところがある時、小学校低学年から来ている子が、中学生になっても0=4と
理解できていないことが発覚しました。
ビックリして、認識を改め、全 初心者 生にスケールをやらせるようになりました。
そのうち理解できるとは言っても、早く理解できるに越したことはありません。

 

① 0から始めるスケール inA inD inG
--3つの調の順番は、生徒さんの特性をみて変えます。

--幼い子は低音をとらえにくいので、inGは最後 or 後回しにします。

--小指が苦手なばあいは、inAは最後 or 後回しにします。

 

② 1から始めるスケール inH inE inA(G線の1から)

 

③ 3から始めるスケール inD(A線の1から) inG(D線の1から) inC

--弦を3本使います。

 

④ 3rdポジションで③をする

 

さらにアルペジオをしたり、3度のスケールを加えることもあります。

 

 

 

(7)調ごとの左指をおく位置。調が変わったときの変化の規則性。

スズキの後半に入っていても、これを理解していない子は結構います。
なんと私も、これを知らないまま10巻を修了しました。(^^;)

 

何故そのようなことが起こるかというと、独奏曲・メロディラインを弾いている
だけだったら、耳コピー力でまにあうからです。
しかしオケで弾きたいなら、これが理解できていないと ついていけません。
小野アンナなどのスケール教本、また調ごとに章立てされたホーマン2巻をすると、

規則性が分かってきます。

 

ホーマン2巻を、inC → inG → inD と進めて、ひとつの調を終えるごとに
ペーパーテスト(4弦の画に 指をおく位置を書かせる)をします。

 

#3つまでの長調が理解できてから、♭の長調、それから短調をやります。

 

音大進学くらいの真剣さで取り組む生徒さんには、スケール教本を用います。
あらゆる意味で、一番いい練習は、スケール教本をすることです。

-関連記事 2020.05.23  基礎練習 教本と使い方 (1)スケール

スケール教本にのめりこみすぎると、身体やメンタルが悪くなることがあるので

注意が必要です。

ホーマン2は、そこまで真剣でない生徒さんでも、取組みやすく編集されています。

 

余談ですが、左フォームが安定していない段階で、E線のC音を 小指を伸ばして

取ることは、極力させないようにしています。

 

手製のプリントを使うこともあります。

(6)の耳コピー スケールでは、(7)まで理解させられません。

(7)をさせたいが、スケール教本やホーマン2はまだ難しいとき、用います。

 

1stポジションで、スケール、アルペジオ、3度のスケールを

inC → inG → inD → inA → inF の順でやります。

スケールは、全ての弦の 全ての指のおく位置が経験できるよう、書かれています。

1つ調が終わるごとに、ペーパーテストで指の位置を書きます。

1枚の紙にFCGDAと並んだ指の位置が、規則的であることを見てもらいます。

 

 

 

(8)楽器の扱い方 調弦の仕方

身体の使い方が上手でないばあい、4弦ともアジャスターを付けてもらいます。

ペグ調弦に移行させるタイミングは遅めだと思いますが、レッスン時の調弦は

早いうちから自分でさせます。

 

 

 

 

 

これらの事柄と並行して、同じくらい、またはそれ以上に、

身体の使い方について学んでもらいます。

2021.04.16 基礎とは  の③です。

内容については、ブログ記事の「レッスンの引き出し  身体編」カテゴリに

書いているものをご覧ください。

 

 

実際のレッスンでは、[1][2]より,

[3]弾き方、姿勢、演奏フォーム、身体の使い方

に取り組んでいる時間のほうが長いです。

 

しかし、これを家で独力でするのは難しいので、レッスン以外では曲を

弾く時間を多めにしていいと、生徒さんには指導しています。

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