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♪レッスンの引き出し

ビオラの 毛替えと調整に行ってきました

ビオラの毛替えと調整に行ってきました。
奈良市 富雄の「岸野弦楽器工房」

 

楽器も弓も、重たくて反応が遅いのがストレスになっていました。
軽くなる方向で、とお願いをしました。

 

 

 

■弓の毛替え

 

♪毛量を少し減らす
元々少しガッシリして重たい感じの弓でしたが、少し軽くなりました。

 

♪毛の種類はカナダ産のソーデン
ずっとイタリア産のルッキでしたが、こちらの工房にはなくて、

ルッキと同グレードの毛にしてもらいました。

 

 

 

 

■楽器の調整 は、こんなことをしてもらいました。

 

♪駒の高さを削る

 

指板が下がって、弦高が標準より開いていました。
標準よりちょい(0.5ミリくらい)低めになるよう、削ってもらいました。

 

弦高とは、指板から弦までの高さ、幅です。
幅が広いと、大きく張りの強い音が出せます。
狭いと、押さえやすく優しい音になります。

 

指摘されてみれば、弾きにくいと思っていました。
何年もかけて少しづつ開いてゆくので、なかなか気づかんもんです。

 

 

♪弦の幅 をどうするか聞かれましたが、これまでと同じ、標準よりわずかに

狭い状態にしてもらいました。

駒を削るということは、弦の幅も再設定できるのです。

 

バイオリンは欧米男性が固定化したサイズ。

少し狭めが、私の手のサイズには扱いやすいです。

 

そういえば買ったとき、ネックを少し細くしてもらったのを思い出しました。

それでも私の手には、ビオラのネックは太いなあと感じますけど。。

 

 

E線の当たるところに象牙が埋め込んであり、駒は厚めに仕上がりました。
薄い方が鳴りやすいのですが、厚い方が歪みにくく、一長一短です。

 

E線は4弦のなかで一番テンションが強く、駒に喰い込んできます。
一般的には、透明の薄い皮を貼ることが多いのですが、象牙を埋め込む

職人さんもいます。
私も、貸し出し用の楽器に(自分で)貼っており、生徒さんに応急処置で

してあげることもあります。

 

最近海外では、黒檀(こくたん)を埋め込んだりするそう。
黒檀は、バイオリン工房で使われる木のなかで、最も硬いものです。

 

 

♪駒の位置をナット寄りにずらし、それに合わせて魂柱もずらす

 

駒とナットの間が長め、駒とテールピースの間が短めになっていました。
私のビオラサイズは39.5のやや小さめなので、わざとそういう調整に
なっていたのかも知れません。

 

弦長が短いほうが、テンション(弦の張り)をゆるめることができます。
張りを高めると、大きくて強い音が出ますが、引っかきづらくなります。

 

 

♪ビオラのA線のアジャスターに、何故ヒル型が無いのか尋ねてみました。
まず弦の端の形状と、アジャスターの形状はセットであること。
ループエンドが存在しないのに、ヒル型を作ってもしょうがない。
(それは私も気づいていました。)
それからA線のテンションがゆるい方が、楽器にかかる負担の左右差を
減らせるという側面もある、とのこと。

 

それならバイオリンにも、L型アジャスターでE線側にかかるテンションを
減らす、という考え方があっていいかもしれません。

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