ビオラの教本 何をチョイスする?
2019/05/06

京田辺と井手町のビオラレッスンでは、磯良男先生の教本をお勧めしています。初心者さんには「初心者のためのヴィオラ入門」、経験者さんには「ビオラ教則本」です。基礎練習に抵抗がある生徒さんには、STAINER & BELL から出版されているビオラ教本を使います。
磯先生の教本は、いずれも身体的に理にかなっていて、段階的にゆっくりシステマティックに進みます。
必要な部分だけチョイスしてもいいでしょう。そんな使い方も出来ます。
「初心者のためのヴィオラ入門」は易しい曲も入っていて、これ1冊でも事足りるようになっています。
ピアノ伴奏譜の付いているものと付いていないものがあるので注意。いらないように思えても、付いているものを買っておく方がベターです。
「ビオラ教則本」では、左指4本の半音・全音の開き方のパターンが、全て網羅されて練習できるようになっています。移弦やスラーの練習も、良く考えられた内容になっています。
磯先生の教本は、紙面の景色がいかにもつまらなそう(笑)なのですが、「STAINER & BELL」は
●エチュード仕立て
●デュエット曲もあり
変化に富んでいます。
基礎練習?イヤ!という生徒さんにも、ちょっとこの教本やってみない?面白いよ!と半分だまして(笑)導入します。
だまされて「STAINER & BELL」を使いだした、毎週月曜にレッスンに来るティアナちゃん、見違えるような演奏フォームになりました。本人曰く、 ”こんなに(身体が)楽に弾けるなんて!” だそうです。
今の彼女には「ビオラ教則本」を用いたいところですが、できるだけ既に持っている教本を活用するように努めています。