中川恵バイオリン・ビオラ教室
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人生は、夢中になれるものの為にある

人生は、夢中になれるものの為にある

2019/08/08

機動戦士ガンダム放映から40周年だそうで。NHKでは、主人公アムロの宿敵シャアの物語が放映されています。

 

ガンダムは、続編や外伝、関連シリーズなどが山ほどあり、最初の物語は「ファースト」と呼ばれています。「ファースト」はTV放映でしたが、それを再編して3本の映画にしたものもあります。(冒頭の写真は、映画版のポスターです。)

 

いまTV放映されているガンダムには、「オリジン」という副題が付けられています。アムロと出会うまでの、シャアの生い立ちを描いています。ガンダムという物語の起源、という意味なのだと思います。

 

ファーストで作画監督だった安彦良和さんが、最初マンガとして世に出し、少しづつアニメ化したものを再編集しているとのこと。メカの動きや特殊効果に力が入っている割に、人物描写の動きが稚拙で不満です。でもストーリーやセリフは、きちんとファーストの物語につながっています。

 

YouTube では、公式の「ガンダムチャンネル」というのが出来ていて、ファーストを第1話から見れます。

 

40年前、偶然TV放映されているファーストを見ました。アムロが脱走して砂漠をさまよい、ランバラルと遭う回です。

なんだろうこれは、と思いました。これは今までのロボットアニメと違う、何かとてつもなくすごいことが起こっている。

 

安彦さんは、40年前に監督だった当時の富野由悠季さんを振り返り、「神がかっていた」と称しました。
しかし、お絵かき少年少女たち(私を含む)にとっては、安彦さんこそが「神がかり」でした。

安彦さんが鉛筆のラフスケッチで描くアムロの顔。表情。後にも先にも、あんな手触りの少年はいない。

「神」入ってるでしょう!
あの鳥肌の立つ線で、ファーストガンダムの原画を鬼神のごとく描きまくっていた1980年前後が、作画家としてのピークだったと思います。

 

 

いい大学に入って、いい会社に入って、いい人と結婚して、それが幸せ、というのが我が実家の価値観でした。

でも自分が「生きていて幸せだ」と思っていた時期があるとすれば、夢中になれるものがあったときでした。
それは人間でもいいし、仕事でもいいし、収集しているものでもいい。

 

恐らく人生で一番、寝食を忘れてはまったのは、舞台照明。20代なかばのことで、劇団青い鳥の芹川藍さんに東京へ行こうと誘われたこともありました。

 

30歳を過ぎてからバイオリンにはまりました。ここから必死の勉強が始まりました。当時の弾き方と今を比べたら、はてしなく別人です。何歳であっても、夢中になったら変われるのです。

 

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