フェニックスフィル 第12回演奏会
2019/12/29

神戸文化ホールで催された フェニックス フィル ハーモニック オーケストラの定期演奏会に 出演してきました。
プロコフィエフ 「3つのオレンジへの恋」より行進曲
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
シベリウス 交響曲第2番
モンティ チャルダッシュ
指揮・音楽監督 井上勝義
ヴァイオリン独奏 山本大心
3つのオレンジは初めて。嬉しかったです。
こんなに短い曲であったか! びっくりする程あっという間に終わります。
チャイコン・シベ2は何度もしていますが、ビオラは初めて弾きました。
シベ2は、1st、2nd、Vaと体験してみて、改めてすごい曲だなと思いました。
この曲を聴いているとき、弾いているとき、眼前に広がるフィンランドの自然の景色(自分の妄想。実際には見たことない。)の迫力のあること。
井上先生の指導・指揮は、熱くて厳しいのですが、乱暴な口調の中にも愛情が感じられます。
本音で語るところが、好きです。
団員さんたちは皆ほがらかで親切で、特にビオラの勝部くんと今井くんは優しくてイケメンです。(どなたかビオラパートに入団してあげて下さい。)
管打は、井上先生とブラスのオケで長く歩みを共にしてきたメンバーがいることもあり、技術的に巧みで、息づかいが秀逸、音楽的です。
弦は技術的に上手な人が多いのですが、弓がいつも同じ速度で、使う場所も気になります。
身体と楽器を弾くことが一致すれば、もっと音楽のうねりのようなものが出るかと。
弦楽器の弓使いは、管楽器の息づかいのようなものです。弓の折り返しは、管の息つぎと同じ。
でも私が初めて参加した8年前(くらいかな?)に比べると、迫力が備わってきています。
いずれのパートもものすごく練習熱心。まじめです。
通常アマオケでは、各人それぞれ事情がちがい、熱意も違うのでまとまるのが難しいのですが、それがありません。
チェロパートは10人いるとは思えないくらい一糸乱れず音が出ます。
東京芸大2年生のソリスト大心くん、あっぱれ!でした。
団員さんによると、練習に来だした頃はたどたどしい箇所もあったけれど、だんだん整って良くなっていく経過が見れたそうです。
2週間前の練習、リハ、本番と私は3回聴きましたが、その3回を比べても随分と違いました。リハより本番が成長している。なんでや! うらやましい。大人になると「いかに本番の出来を落とさないか」を考えねばなりません。