中川恵バイオリン・ビオラ教室
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背骨のありか

背骨のありか

2020/03/17

暖かくなってきて、夕方に土壌から立ちのぼるケミカル臭で庭に出れなくなってきました。金曜日に松井山手の天理楽器へ向かうとき(15時ごろ)、帰るとき(21時ごろ)も感じます。

京田辺の友人と話していても、例年と変わらない臭いだけど・・と言います。井手町に越して嗅覚が増したのかもしれません。

 

 

背骨は、身体の左右の真ん中にあります。

では、前後のどこにあるでしょうか?

 

小学生の子供たちに背骨がどこにあるかを画にしてもらったら、背中寄りにあるように描く子が多かったそうです。腕を背後に回せば、私たちは背骨に触ることができます。でもこれは「椎弓(ツイキュウ)」と言い、背骨の軸にあたる部分ではありません。

 

「椎弓(ツイキュウ)」は、背びれのように背中側に突き出している骨です。

何方向かに突き出た突起の真ん中には、空洞「椎孔(ツイコウ)」があります。

空洞の中には脊髄が通っており、血管や神経が複雑にからみあっています。

血管や神経をまもるために、「椎弓(ツイキュウ)」にはゴツゴツとした突起が出ているのだ、とも聞いたことがあります。

 

軸に当たる部分は「椎体(ツイタイ)」と言い、これが身体の前後の真ん中にあります。

一直線ではなく、強度としなやかさのため、S字のように前後にカーブしています。

尾骨(元々3~5コ)、仙骨(元々5コ)、腰椎(5コ)、胸椎(12コ)、頚椎(7コ)が、だるま落としの積み木のように積みあがっています。

昨今は、頚椎のカーブが無くなり直線になっている「ストレートネック」という病名(?)もあります。

 

バイオリン・ビオラはその構え方から、頚椎、そして胸椎を歪ませてしまいがちです。

上部の椎体(頚椎・胸椎)が歪むと、全体のバランスを取るために腰椎が歪みます。

音楽家の中で1番整体に通うのはバイオリン奏者、という記事を見たことがあります。さもありなん。

 

 

体幹が弱く、身体の軸がふらついている子が増えています。化学物質や電磁波が、体幹の形成を邪魔している側面もあると思います。

レッスンで「体幹をシッカリさせるとバイオリンが弾きやすくなる」という経験をさせると、バイオリンの構え方が変わってきて、自分の身体の状態に注意を払うようになります。

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