中川恵バイオリン・ビオラ教室
お問い合わせはこちら

新型コロナウイルスで思うこと

新型コロナウイルスで思うこと

2020/05/04

空気がきれいになっていると感じます。

この空気のまま、みんな仕事があって、お金が回って、必要なものが

手に入って、暮らして行けたらいいのに   と思います。

 

 

未就学の子は大事をとってお休みしていますが、

小学生~高校生~大人の方はほぼ全員きています。

学校がお休みだから、取り組めるもの、打ち込めるものが欲しいのでしょう。

 

大人の生徒さんたちは、多忙な方と、ヒマになってしまっている方がいますが、

仕事が無くなったり収入が減ってしまったりの不安を抱えてる方はいないようで、

ホッとしています。

いずれもレッスンを、楽しみな時間として通ってくださっているようです。

以前は毎日練習していた生徒さんが、全然練習できなかったり、変化しています。

レッスンの内容を変え、教本も変えたりしています。

 

直前キャンセルでもレッスン料は頂きませんので、

体調が思わしくない場合はどんどん休んでください。

 

行動に制限をかけられたストレスで、気分が荒っぽくなっている

子がいました。

いつも嬉しそうにバイオリンを弾くのに、イラッとした様子で

バイオリンには触らず、部屋中を動き回っていました。

保護者さんも私も?でしたが、これは身体が動き足りないんだな、

と途中で気が付きました。

その子の動きに合わせて先生がバイオリンを鳴らし、

音が止んだらピタッと止まる、リズムに合わせて動く、など、

同調する遊びに切り替えます。

途中で ”交代しよう” と誘って、バイオリンを持たせました。

 

 

1ヶ月くらい前でしたか、ドイツの文化相が

”文化は、豊かな時代のみの贅沢品ではない”

”芸術家は必要不可欠であるだけでなく、生命維持に必要なのだ”

との発言をしました。

テレビの前で固まるくらい感動してしまいました。

自分でもどこかで、こんな事態になったら一番最初に必要でなくなるのは

私の生業だ、と思っていたのです。

 

「いかにウイルスを渡さないか。もらわないか。」

それを皆が気をつけています。

でも微生物には、悪い奴もいれば、良い奴もいます。

悪い奴だけを選んで渡さない、ということはできません。

農薬で悪い虫だけ殺して、良い虫を残すのができないのと同じです。

良い微生物を渡し合うことが止まってしまったら、種として弱くなって

いったりは しないのでしょうか。

 

 

自分の体調は、いつも観察しています。

化学物質過敏症・電磁波過敏症なので、現在の事態とは関係なく

以前から気をつけています。

自分にとって危険なものから、身を遠ざけねばならないからです。

 

最も緊張するのは、イオンモール京都からの帰路です。

行きは10時12分ですが、帰りは18時36分の便、

JR京都駅始発なので乗客がたくさんいます。

 

しかし私にとって一番リスクが高いのはスマホです。

頭の近くに取り出されたりすると、ギエーッと思います。

電車は、金属製の箱に閉じ込められて、何台ものスマホの電波が乱反射

しているわけですから、私にとっては超危険です。

ホームから観察して、人の少ない車両を選んで乗ります。

座るときは、頭の後ろが金属ではなくガラスのところを選びます。

 

時折、”スマホの電源は切った方がいいですか?”

と尋ねてくださる保護者さんがいます。

ありがとうございます。

でも「避ける」だけでなく、

「強くなる(過敏でなくする)」ことも取り組んでいます。

だから入れたままでOKです。

でも実は、避ける=強くなる だったりします。

G5になったら、電源OFFをお願いしようかは思案中です。

 

私の身体を動きにくくはするけど、他の人の身体には全く影響を及ぼさない、

ということは ありえないと思うんですよね。

同じ生体ですから。

 

 

生徒さんの何割かは、電磁波過敏症ではないか?と思います。

とくに生命力が発露する盛りの子供さんは、

動こうとする身体と、なにかに押さえつけられて動かせない現実が、

せめぎ合っているように見えることがあります。

かわいそうなくらいです。

 

身体が辛いと言って、椅子にもたれかかって弾かずに帰っていく子がいました。

もちろん彼はバイオリンがやりたくて、来ているのですが。

 

いつも身体を動かしにくそうにしている子が、

ある時 立っていられないと言って、座ってレッスンしました。

年齢的にホルモンバランスが崩れる時期だね、

あなたくらいの年頃の女の子は座ってレッスンすることは良くあるよ、

(これは本当)

ホルモンバランスが安定してきたらきっと楽になるよ、

と声をかけたら、レッスンが終わって帰る間際、

”先生、私いつまでしんどいの?”

と聞くのです。

返す言葉がなくて、とまどってしまいました。

 

視覚情報(音符の場所)が読み取れなかったり、

視覚情報と指を置く場所が一致させられない子も、増えています。

何とかしてあげたいけど。

「バイオリンのレッスン」という枠組みのなかで出来ることは何?

といつも考えています。

 

 

アマオケは練習が休みとなっているところが多いようですが、

やっている団もあると知りました。

公民館が開いている限り、続けるのだそうです。

公民館、閉めるのも勇気なら、開けるのも勇気だなあと思います。

むろん出席の強要はしておらず、自己判断で休んでいいとのこと。

自分が会社員をしていたとき、週末のアマオケは、

平日の仕事を乗り切ったあとの大切な「お楽しみ」でした。

 

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。