中川恵バイオリン・ビオラ教室

基礎を大切にしている、京都南部のバイオリン教室

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レッスンの方針

 京都や奈良から生徒さんが集まるバイオリン教室

中川恵バイオリン・ビオラ教室では、以下のような考え方でレッスンしています。


[1] 体が動くから、バイオリンが弾ける

体が動かなければバイオリンやビオラは弾けません。音程やリズムを感じる脳も臓器のひとつであって、バイオリンが弾けるようになるには体が思い通りに動いてくれることが大事です。
アレクサンダーテクニークなど身体メソッドを多数学んできた経験を活かし、演奏フォームや体の使い方などを改善してゆきます。なんとなくバイオリンをさらってきた経験者さんも、弾きにくさが解消され、体全体を使って柔軟に表現できるようになります。


[2] 足し算の前に引き算

バイオリンを弾く動作ができるようになるには、2つの取組が必要です。

①必要な動きができるようにする(足し算)
②要らない動きをしないようにする(引き算)

動かす必要のない筋肉に力が入っていたら、それが邪魔をして、動かしたい筋肉が思い通りに使えません。習い始める年齢が上がるほど上達しにくいと言われるのは、引き算せねばならぬものが増えてくるからです。
しかし現代社会では、年齢が若い人ほど幼少期に体を動かしていません。子供時代にしっかり外遊びをしたシニアの生徒さんに、アドバンテージがあることもあります。
①足し算の前に ②引き算だと書きましたが、実際のところ、①を実践して初めて ②を発見することができます。だから取組は同時並行で行います。


[3] 練習は量より質

崩れた姿勢で練習していると、変な弾き方が身につきます。質の悪い練習は、ヘタになるためにやっているようなもの。どの教本のどの頁まで進んだかではなく、「何ができるようになったか」が大事です。
時間が短くてもしっかり集中して質の良い練習をすれば、だらだら長く練習するより上手になります。フォームが固まっていないのに、早く上達したいあまり長時間練習すると、体を痛めます。


[4] 基礎が大事

バイオリンやビオラを弾くための土台作りには、シンプルな基礎練習が必要です。真に自分を変えたいと願っている経験者さんには、易しく厳しい基礎練習を課します。
しかしそうした練習が苦手な生徒さんもおられます。バイオリンを弾く楽しさも味わえなければ、つまらない練習はする気になれません。一律に同じ方針で教えるのではなく、生徒さんの性格や希望をみて、どうすれば楽しく続けられるか考え、使う教本やレッスン内容を工夫します。



[5] 家での練習、日常生活の過ごし方が大事

週1回レッスンを受けても、残り6日は自分で練習しなければなりません。6日をどう練習するかが上達のカギです。レッスンでは、家での練習方法も、生徒さんごとに考えて伝えます。
1日30分練習したとしても、24時間のたった2%です。だらだらした姿勢で98%の時間を過ごし、2%の時間の練習でバイオリンが上手になるわけがありません。
家事における体の動かし方を見直したら、バイオリンが弾きやすくなった事例があります。何歳からであっても遅くはありません。


[6] 先生は伴走者

バイオリンやビオラに限らず、人は自分で決めたときが一番伸びます。先生はあなたを励ましサポートするプロの『伴走者』であって、主体者は生徒さんです。
バイオリン教室の生徒と先生の関係は、患者さんとお医者さんに似ています。漫然と教室に通っているだけでは、バイオリンはうまくなりません。 何を教わりたいか、自分にどう接してほしいか、表明してください。レッスンで得た情報を取捨選択し、深掘りしてください。どう自分のご機嫌を取って練習に向かわせるか、知恵を使い工夫してください。先生は、生徒さんに最善のものを提供できるよう、努力します。
先生は必要でなくなるのが、先生から教わることがなくなるのが、両者の最終到達地点です。先生のなってもらいたい姿を生徒に押し付けないよう、気をつけています。


[7] あきらめない

生徒さんが上手になりたいという意思をもってバイオリン教室にお越しになる限り、先生はその生徒さんを上手にすることを諦めません。「大人は上手にならない」。そう発言されたバイオリンの先生もおられるそうですが、私はその考え方に組しません。


[8] しばらない

レッスンにいつ来るかは、生徒さんが決めることです。合同レッスンや発表会への参加もそうです。
先生が正しいと思っていることが、全ての生徒さんにとって正しいことではありません。生徒さんはひとりひとり違っていて、肩当てをしないのが好きな方もいれば、家での練習が嫌いな生徒もいます。




 バイオリンはやる気と努力で上手になります

適期は、やってみたいと思った時

バイオリンはやってみたいと思ったときが適期です。始める年齢や才能ではなく、「やりたい気持ち」と「コツコツ続ける力」があればどなたでも弾けるようになります。保護者さんが自分の夢を子供さんに託して連れてこられる場合がありますが、本人がやりたいと思わない習い事は続きません。親御さんが楽しそうにバイオリンを習っていれば、子供は興味を持ちます。まず、やりたいと思っている方から始めることをお勧めします。
中高生~大学生であれば、本人のやる気と粘り強さによっては、まるで幼い頃から習っていたかのように上手になります。大人の初心者さんも練習のやり方次第では、アマオケに入ることも夢ではありません。行き詰ってしまった経験者さんも、身体の使い方を根本から見直すことで弾ける感覚が戻ってきます。課題はおひとづつ違うため、すべて生徒さんごとに異なるカリキュラムを考えます。

楽しさと厳しさのバランスが絶妙なレッスン 

どんな習い事も、上達するから楽しい

楽しいレッスンと上達するレッスンは違う、と言われますが、どんな習い事も上達するから楽しいのだと思います。楽しくないレッスンは、指導が厳しいことから来るのではなく、伝え方や言葉遣いの問題であったり、その時点で生徒さんが吸収できる内容・レベルでないことに起因します。適切な課題であれば、生徒さんはご自身が上達する喜びに支えられて頑張ることができる、と考えています。
ほかのバイオリン教室から移ってこられた生徒さんで、”いつも先生が一緒に弾いてくれたので、上手になった気がしていた” とおっしゃった方がおられました。当教室ではレッスン冒頭にウォーミングアップで一緒に弾くことはありますが、生徒さんを気分よくさせるためだけに先生が供に弾くことはありません。一緒に弾いてしまうと、生徒さんが自分がどこまで弾けているのか、分からなくなってしまいます。

様々な生徒さんがおられるバイオリン教室

勉強に忙しい中高生、シフト制の社会人

こちらのバイオリン教室に集う生徒さんたちは、さぞかし練習熱心で上手なのでしょう?と尋ねられることがありますが、そんなことはありません。コツコツおさらいするのが苦手なタイプの生徒さんもおられます。練習するしないは本人が決めることですから、先生は強要しません。それぞれの生徒に合ったレッスンスタイルを取ります。
先生は練習の無理強いはしませんが、諦めているワケではありません。いかにして「練習熱心さん」になってもらうか、虎視眈々と狙っています。
生徒さん毎にどうレッスンを進めるか計画は立てますが、お越しになられた生徒さんの弾く姿は初めて拝見したかのような新鮮な感覚で見ます。「過去の情報から考えた計画」と「今」をかけあわせて、本日の最適解(レッスン内容)を導き出すのが私の教え方です。教本の曲を消化していく教え方とはかなり異なります。

身体の使い方にこだわった 本質的な上達を目指すレッスン 

経験者さんも初心者さんも、基本をしっかりやります

京都府井手町と京田辺市のバイオリン教室では、身体全体を柔軟に使って弾けるようになることにこだわっており、特に行き詰った経験者さんの指導を得意としています。これまでなんとなくバイオリンを弾いてきた経験者さんは、演奏フォームを見直すことで弾きにくさが解消され、新感覚での身体の使い方を知ることができます。大人の初心者さんも、土台を固めながら計画的に進んでゆくので、みな本質的に上手くなってゆきます。
レッスンでは「自分を観察する」ことを良く取り入れます。これは現状を正しく把握して欲しいという意味合いもありますが、「観察するだけで身体感覚が良くなる」アレクサンダーテクニークをベースとした独自の手法でもあります。身体の感覚を磨き・変えてゆく不思議なレッスンを、ぜひ体験しにお越しください。

生徒の定着率が高いバイオリン・ビオラ教室

昨今は動機や意向がハッキリした生徒さんが学びに来られるため、先生との二人三脚がうまくゆくことが多く、通いはじめてからお止めになる方は殆どおられません。生徒さんの意欲と、先生の組み立てたレッスンの両輪がはまりだすと、その心地よさにバイオリン教室に通うのが楽しみになります。
長さも回数も自由に決めることができますが、初心者さんや基礎を見直したい経験者さんは、最初は毎週お越しになってみてください。軌道に乗ってきたら回数を減らしていいでしょう。
早く上達すれば通う年数も少なくてすみ、習いはじめて数年でアマオケデビューを果たした生徒さんもおられます。どうなりたいのか、なにが目標か、先生からもお尋ねしますが、生徒さんからもぜひ積極的にお話しください。

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