バイオリンのための 指の体操③
2022/07/12
大変お待たせしました。
2022/04/12 大人のバイオリン の記事のなかで紹介した指の体操を、ビデオに撮ってみました。
5本のうち、1本の指は動かさず、残った4本の指を2本づつペアにして動かします。2本づつペアにすると、3パターンの動かし方ができます。わかりやすいよう、動かさない指にポストイットを貼ってみました。
「老後とピアノ」という本を書かれた稲垣えみ子さんが、師匠のイケメンピアニスト米津真治(ヨネヅタダヒロ)さんに習った体操です。
いつもピアノ伴奏をお願いする金原佳子氏に、やったことがあるか聞いてみましたが、知らないとのこと。
佳子氏は体操そのものより「イケメン」というところに反応し、それは誰?と聞くので、名前まで覚えていなかった私は稲垣さんの本を紹介しておきました。
佳子氏いわく。「学生時代、先生が男前だったら、私はもっと練習したはず」とのこと。
稲垣氏も、先生のコンサートを観にいって、自分はこんなイケメンな先生に習っているんだと思うと、やる気がわいてくる、といった趣旨のことを書いていました。
バイオリンの指の体操と聞くと、「左指」を想定される方が多いでしょう。しかしながらバイオリンは、「右」のほうが繊細なコントロールを要求されるのです。
バイオリンを弾けるようになりたければ、左の薬指や小指を、人差し指と同格に動けるようにしなければなりません。それは誰にでもわかることですが、実は右もそうなのです。右の薬指・小指をしっかり意識して運弓をしてこなかった私は、いま大変苦労しています。