中川恵バイオリン・ビオラ教室

奈良の秋篠音楽堂でのバイオリン発表会に、11名の生徒さんが出演

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奈良の秋篠音楽堂 クラシック発表会

奈良の秋篠音楽堂 クラシック発表会

2021/11/27

奈良のクラシック専用ホール「秋篠音楽堂」にて、本年も天理楽器 主催のクラシック発表会が催されました。

 

■ソロ曲の部 は、天理楽器京田辺店の生徒3名のほか、自宅生2人の子供たちが出演しました。

 

Nちゃん

♪ かえるのがっしょう

♪ チューリップ

♪ きらきらぼし テーマと変奏A

 

Aちゃん

♪ クリスマスのうた

♪ かすみかくもか

♪ ロングロングアゴー

♪ アレグロ

 

Rちゃん

♪ こぎつね

♪ かすみかくもか

♪ ロングロングアゴー

 

Rjくん

♪ ゴセックのガヴォット

♪ 聖者の行進

 

Kくん

♪ ヴィヴァルディ 協奏曲イ短調 op.3-6 第3楽章

 

ソロ曲を弾いた子供たちは、5名中4名が初参加でした。

本人も保護者さんも初めての場所で、しかもコロナ対策で密にならぬよう行動しなければならないため、迷子?が出ないよう段取りの説明に気を配りました。

 

ピアノの教本の冒頭は、ハ長調ばかりです。

ハ長調だと白い鍵盤だけで弾けるからです。

バイオリンはイ長調の楽器なので、小さな子供たちの最初の頃の曲はイ長調づくしです。

連続してレッスンしていると、だんだん曲の前奏が全部同じに聴こえてきます。

 

どの子もとても音程がいいのです。

と密かに思っていたら、毎年ピアノ伴奏をしてくれる「ピアノ教室momo」の金原佳子先生も、”みんな音程がいいわね~”と言ってくれました。

 

小さな楽器は駒のあたりにちょっと当たっただけで位置が動くため、音程が狂うなどトラブルが発生しやすく、

いつも直前まで何度も調弦の確認を繰り返すのですが、今回初めて、舞台上に上がった子の調弦が狂っているという事態が発生してしまいました。

1曲目が終わるまで待ち、舞台中央まで行って調弦のし直しをしました。

 

 

■アンサンブル曲 は、自宅生6名の生徒さんが出演しました。

 

1stVn Rくん 2ndVn Eさん Vc(Va) Nせんせい

♪ 花のワルツ チャイコフスキー

♪ 彼こそが海賊

 

1stVn Fさん 2ndVn Sさん Va Tさん Vc Mさん

♪ ハイドン 弦楽四重奏曲 op.20-3 第1楽章

 

三重奏のRくん、

保護者さん(Eさん)と先生は彼をソロ曲で秋篠音楽堂に立たせたかったのですが、本人が抵抗。

”お母さんと先生とアンサンブルなら出る”という(母と先生にとっては)ガックリくるような理由により、三重奏曲でのエントリーとなりました。

私のところに来る前の教室では、毎年発表会に出ていたようですが、そこでの経験があまり楽しくなかったのでしょうか。

知っている、好きで楽しい曲が選ばれました。

 

本番直前の練習でRくんが一言。

”お母さん、本格的なホールの本番で弾くの、もしかして初めてちゃう?”

”なんてことを言うの! 気がついてなかったのに! 緊張するじゃない!”

確かに。私も言われるまで気がついていませんでした。大人は発表会ってあまり出ませんものね。

本番でのEさん、緊張も多少あったでしょうが、それよりも楽しんでいたと思います。

 

 

ハイドンのop20-3は、プロでもなかなか選ばないよな、と感じるヒジョーに渋い曲。

アンサンブルとしては、アマチュアとは思えない絶妙な緩急・強弱で、よく仕上がっていました。

アコーギグで手直しする箇所はなく、緻密に練習を重ねた成果が表れていました。

 

通常生徒は、レッスンで到達した地点より、次のレッスンでは後退した状態でやってきます。

先生と一緒にレッスンでできたことも、家で全部を再現はできないからです。

レッスンで1歩進み、半歩後退したところ次のレッスンでまた1歩進み、そうやって前進してゆきます。

しかし彼女らはいつも、レッスンで到達した地点より、良くなって次のレッスンにやってきます。

 

ここまで出来てしまうと、1人1人の音程や音質、音色の出し方が気になります。

本番直前のレッスンはメンバーの都合によりキャンセルとなったのですが、もしそれがあったとしたら、アンサンブルとしての指導ではなく、個人技の「音の出し方」指導になっていたのではないかと思います。

 

 

ソロ曲もアンサンブル曲も、12月上旬より公開の  ビデオ発表会  でアップされる予定です。

お楽しみに!

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