秋篠音楽堂クラシック発表会
2019/11/04
奈良市の秋篠音楽堂にて、天理楽器クラシック系の生徒さんたちのための発表会がありました。
今年は松井山手にある京田辺校から4人の子供たちがエントリー。京都校からも2名出る予定だったのですが、それぞれの事情により無くなり残念。
秋篠音楽堂は、近鉄京都線「大和西大寺」駅ちかくのショッピングモール「奈良ファミリー」の6階にあるクラシック専門の音楽ホールです。枚方の楽器店から移ってきた生徒さん曰く「参加費1万円でこんな会場で弾けるなんてありえない」のだそうです。その分?先生もボランティアで駆り出されます。他の楽器店の先生は手当が出ると言われてましたが。。
京田辺校の生徒たちの曲は、各自、1曲は好きなものを選び、もう1曲は先生が選びました。
Rくん
・なべなべそっこぬけ、かえるのがっしょう
・エトピリカ
Sくん
・習作(スズキ1巻)
・メンコン オクターブ下で第一主題とその変奏を少し
Sちゃん
・メヌエット第2番(スズキ1巻)
・情熱大陸
Mちゃん
・ヴィヴァルディ協奏曲 イ短調 第一楽章
先生としては、クラシックの教本にある曲を弾いて欲しい。何故ならば「技術を基礎から順番に構築していける」から。ですが、子供たちは自分の好きなポピュラー曲を弾きたがります。それでもいっか、と近年思うようになりました。なぜなら音楽は、楽しいからするものだからです。技術がなければ、弾くこともできないんですけど。。
ピアノ伴奏は、京田辺で「ピアノ教室MOMO」を主宰されている金原佳子さんに毎年お願いしています。
最初にお会いしたのは地元のアマオケでした。モーツアルトやシューマンのピアノコンチェルトを拝聴して、その演奏力と人柄の素晴らしさに私や子供たちの伴奏をお願いするようになりました。松井山手にお住まいなので、天理楽器の京田辺校に来てもらいやすかった、という事情もあります。
ところが意外なことには、佳子先生は伴奏があまり得意ではありませんでした。バイオリニストであれば経験している、合奏や、イベント等における決まり事などに、うとかったのでありました。
しかし年々伴奏の腕を磨かれ、今年の、特にRくんの伴奏は「あっぱれ」でした。Rくんは大変自由な演奏をする子で、テンポも小節もあちこち行きます。”(佳子)先生、いつも僕に合わせてくれてありがとう” って言われてました。ということはRくん、キミに自覚はあるってことだな。
バイオリンの先生(私)からの要望も細かいです。テンポを速めにとか遅めになどの要求をはじめ、内声の音を抜くとか、和音を変えるとか、1つの音だけ強くする弱くするなど、細かく要求されます。タイヘンだー!(いつもありがとうございます。)
バイオリン教室の生徒たちの演奏は、ひとりひとり全然違います。ですのでレッスン内容も1人1人違い、何を言うべきか、どう伝えたらいいか、どんな態度で接したらいいか、悩みます。
また大人の生徒さんと違って、レッスンに連れてくる保護者さんの意向を無意識下で受けています。それが良い方向にはたらくとどんどん弾くようになりますし、悪い方向へ影響するとストレスを溜めていきます。生徒と保護者さんの関係性や、おうちでの教育方針なども感じ取るよう努めています。