コロナとワクチン
2020/12/17
昭和の中ごろ、小中学校で、インフルエンザワクチンの集団接種が行われました。重篤な副作用、効果への疑問の声があがり、群馬県前橋市が集団接種を中止しました。その医師会の開業医が中心となり、前橋市と周辺5市の7万5千人を6年間疫学調査したところ、ワクチンを打たなくても罹患率が変わらないことが証明されました。
これは「群馬レポート」と呼ばれました。いま検索すると「前橋レポート」になっています。矮小化されたのでしょうか。
困ったのが製薬会社。製薬会社からお金が還流していた研究所・医師会・官公庁・政治家。一計を案じ、高齢者は重症化しやすいから予防のため接種しよう!とのキャンペーンが始まりました。
これまでのワクチンは、弱めた病原菌(など)を投与することで、『抗体となるタンパク質を作るよう、体にうながす』ものです。人類に恩恵をもたらした半面、以下の問題もありました。
①培養に、自然死することのない癌細胞を用いているため、発癌を促進させる可能性がある。(ノーマルな細胞は自然死する。)
②危険な添加物、防腐剤としての水銀などが、含まれている。
③ウイルスは変異しやすく、ワクチンが完成したあとに流行するのは違う型。
④抗体ができたあと、別の型に感染すると、重症化することがある。つまりワクチンを打っていたがために、重症化することがある。「抗体依存性感染増強」と言います。
⑤プラスチックゴミが出る。環境負荷になる。
コロナワクチンの大多数は、DNAワクチン/メッセンジャーRNAワクチンと呼ばれるタイプで、『抗体となるタンパク質を作る遺伝子(DNA・mRNA)を体に入れ』ます。これまで持っていなかった遺伝子=機能を持つことになります。これは遺伝子組み換え作物と同じで、その遺伝子をあとから取り除くことはできません。
(mRNAワクチンは分解されやすい、との、医師が書いた記事を目にしました。2021.8)
トウモロコシは、蛾(ガ)によくやられます。困った人間はトウモロコシに『殺虫力のあるタンパク質が作れる遺伝子を入れ』ました。茎をかじった蛾は死に、めでたくトウモロコシの実が収穫できました。それが「遺伝子組み換えトウモロコシ」です。
野生のトウモロコシは、誰の所有物でもありません。しかし「遺伝子組み換えトウモロコシ」は、開発した企業の所有物で、特許も取れます。
特許侵害で、賠償を課された農家さんもいます。遺伝子組み換えでない作物を作っていたのに、モンサント社の種が飛んできて、遺伝子組み換え作物ができてしまったからです。
種は、本当に効果がある(害虫が死ぬ)か、テストしてから売り出されます。効果がなかったらクレームになっちゃいます。コロナワクチンはテストがされていません。抗体ができたことは確認されていますが、抗体ができた=免疫ができたとは ならないのです。
DNAorRNAワクチンは、2011年頃から研究開発されてきました。でもこれまでに承認されたワクチンはありません。抗体が確認できても、免疫ができたと確認できなかったからです。また免疫が確認できても、次の段階として、副作用の有無やその深刻さの確認がいります。
SARSやMERSのワクチンは、まだありません。 それは、
④の事象が解決していない
⑥免疫力ありと確認できたDNAorRNAワクチンが作れていない
などが理由です。
「遺伝子組み換えたんぱく質ワクチン」というタイプもあります。これはDNAorRNAワクチンとは違います。抗原たんぱく質そのものを投与するのですが、それを遺伝子組み換え技術で作る、というものです。
ワクチンを作る企業は、各国で製造物責任を免除されています。作って売れれば儲かり、まずいことが起きても責任はありません。
スマホの「ヘルスケア」というアプリがなぜ削除できないのか。私たちとスマホが双方向に通信する、そんな研究が進んでいるからです。人体に、これまで作れなかったタンパク質を作る機能を付与できるなら、ほかにも色々な機能が添加できそうです。
ナノテクノロジーで塗るだけのワクチンも作れます。将来はワイヤレスになるかもしれません。とても便利になることでしょう。
しかし性急なハイテクノロジーから距離をおく自由も、ヘルスケアを活用するか削除するかも、選べる世の中であってほしいと思います。
コロナは、ほかのウイルス性疾患「インフルエンザ」「ウイルス性肝炎」と死者数や致死率はどれくらい違うのでしょうか。
PCR検査は、どういう仕組みによる判定で、精度はどれくらいでしょうか。
インフルエンザによる患者数や死者数は、どこへ行ったのでしょうか。
これまで欧米で流行ったコロナウイルスは、日本のものと型が違います。欧米の製薬会社のワクチンは、欧米型から作ったのではないでしょうか。最近流行り出した新型にワクチンは効かないかも、と危惧されていますが、日本の型にも効かないかもしれません。そうなると二重の意味で効きにくい可能性があります。
変異は週単位、月単位で次々と起きます。高リスクな型が出現するのが、数カ月~年 単位なだけです。マスコミの報道を見ていると、変異とは数カ月~年 単位でおきるものと思ってしまいます。
ウイルス性疾患は、1回かかれば終生免疫ができるものもあれば、くりかえし罹患することによって免疫が強固になるタイプのものもあります。後者は、ウイルスがどんどん変異するタイプの流行り病で、ワクチンより自然獲得による免疫のほうが有効です。ワクチンが完成したときには、製造に用いた型は居なくなっています。
自然獲得のほうが、強くて長持ちする免疫ができます。栄養素を、サプリメントや点滴で接種するより、食べ物から取るほうが優れているのと、同じことです。
自然獲得よりワクチンのほうが優れている点もあります。いつ罹るかコントロールできます。ウイルスに罹患するのは、きまって忙しいときや疲れているときです。ワクチンにすれば、いつ倒れるかわからないという心の不安から解放されます。
ワクチンは、人類が見つけだした大変優れた手法です。致死率の高いウイルス性疾患から、人々を救ってきました。しかし最大の防御策は、衛生状態や栄養状態、健康体であることです。致死率の高くない、変異が速いウイルスは、ベネフィットより①~⑤のリスクが高くなります。
日本でほぼ絶滅しているウイルス疾患なのに、赤ちゃんにワクチン接種の案内が来ているものもあります。行政から案内されるもの、マスコミで報道されることが、常に正しいと限らないのは、歴史が示している通りです。
インフルエンザワクチンの小中学校での集団接種が無くなったあと、「ワクチンによって集団免疫を獲得する」という論が出てきました。全員がワクチンで免疫を作れば、その集団から疾患そのものを追いやることができる、という考え方です。しかしワクチンを打ちたくない人もいるし、アレルギー体質で打てない人もいます。
もともと集団免疫という言葉は、「自然獲得によって集団免疫ができる」という文脈で使われていました。自然獲得したい人からすれば、ワクチン接種で誰も罹患していなかったらウイルスをもらうことができません。病原菌は、薄く弱く渡しあうことで、集団として強くなります。
コロナウイルスに、世界からいなくなってもらうことは不可能です。
また私たちの皮膚や臓器には、数えきれない種類・数の菌が生息していて、人体を守ってくれています。菌がいなくなったら、体重は1kgちかく減ります。便の1/3は腸内細菌の亡骸で、なかには生きてる子もいます。
「2020/07/19 菌のはなし」 の記事も良かったらどうぞ。
●消毒しすぎると、悪性菌から皮膚を守っている常在菌を減らしてしまいます。
手は流水で丁寧に洗いましょう。
●マスクは、付けなくて大丈夫そうなときは、外すクセをつけましょう。
マスクをつけっぱなしだと、捨てようと思って吐いた空気を、また吸うことになります。同じ空気をぐるぐる循環させて、体によいはずがありません。
視覚や聴覚、皮膚感覚や身体感覚など、感覚器官の感受性が弱まり、バイオリンも弾きにくくなります。
他者とのコミュニケーションが取りにくくなり、対人関係に弱くなります。
危険な病原菌にも、薄くさらされることが、体を強くします。
●生物として、密集しすぎは気持ち悪いという感覚を取り戻しましょう。
例えば満員電車を居心地悪く感じたら、会社へ行けなくなってしまいます。会社はそんな簡単に止めれません。でも不快感や痛みがなければ、深く考えることも、思いきった行動も、できません。
●体、思考や気持ち、暮らし方や部屋を、すがすがしくする努力をしましょう。
地磁気が良くなり、マイナスイオンが増え、悪いものへの耐性がアップします。