2021秋のアンサンブルレッスン
2021/09/20
まだ日差しがきつく緑の濃い9月下旬、京都府京田辺市で2021年秋のアンサンブルレッスンがありました。
2021年9月20日(月・祝) 10~12時
エチュードミュージックアカデミー京田辺にて
今回は 1stバイオリン・2ndバイオリン・チェロの三重奏曲で、2曲やりました。
ビデオをアップしますので、参加できなかった生徒さんもどうぞお聴きください。
交響組曲「シェヘラザード」op.35 リムスキーコルサコフ
歌劇リナルドよりラルゴ ヘンデル
今回新たな試みを2つしました。
ひとつ目は、
シェヘラザードではバイオリン全員が 1stバイオリン・2ndバイオリン の両パートを練習して、途中で入れ替わったこと。
ヘンデルは 1stバイオリン・2ndバイオリン・3rdバイオリンという編成だったので、チェロのM嬢を含め全員が3パートを交替で弾いたこと。
習い始めて半年の十代半ばのMくん、”弾ける気がしない”と言っていたシェヘラザード 1stバイオリンパートを始め、5パートをよくさらってきました。(参加する決心がついたのはアンサンブル前日らしい・・(おうちの方がつけさせたのかも・・))
ふたつ目は、ヘンデルのラルゴの準備は、自習にしたことです。
アマオケや学生オケではバイオリン教室に通っていない人も多く、むしろ通っていない人の方が多く、各自1人で練習して合奏の場に集います。
ことに中学・高校・大学などの学生オケでは、同年代であるがゆえに彼らは仲間であると同時にライバルで、1mmでも上手になりたいという情熱・執念には凄まじいものがあります。
先生と1対1の個人レッスンしかしておらず、出来ていなくても頑張らなくても 焦る必要のない環境は、良く言えば憩いの場であるけれど、自分がどれくらい「できていないか」を自覚することができません。
シェヘラザードのメロディラインは6/8拍子で、譜読みしながら弾くにはやや難しいのですが、これがポピュラー曲であれば聴いているうちに誰でも鼻歌で歌えるやろうと、こういうタイプの曲だとやる気が出るかな??と思って選曲してみました。
しかしあまりアンサンブルレッスン向きの曲ではなかったかもしれません。
実際に弾いた諸君がどう感じたかわかりませんが。。
先生としては、「ひとりひとりの技量は変わらなくても、アンサンブルの仕方によってグレードアップする」ような曲がしたいと思っています。
今まで取り上げた曲の中で一番変わったのは、「風の谷のナウシカ」でした。
クラシック曲ではなかった!
ヘンデルのラルゴは、オルガン曲のようなハーモニーの醍醐味があって、余った時間でできる曲なので、またやりたいと思います。
エチュードミュージックアカデミー京田辺でのレッスンが終わったあと、JR同志社駅をはさんで反対側にできたお店「リアル」で自分にランチのご褒美をしました。年に数回しか外食をしない(中食もしない)私にしてはとても珍しいことです。
繊細な生徒諸君は、アンサンブルレッスンの前の晩や当日朝、憂鬱な気分になると聞いています。
それはやっぱり、いい演奏をしたい、練習しただけのことは出したい、それが出来るか不安、という気持ちがあるからでしょう。
頑張っていない人に、そんな感情はわかないと思います。
実は私も前日は、楽しみであると同時に、不安になります。
いい指導ができるだろうか、みんな楽しんでくれるだろうか、という不安感です。
そんなワケで、ご褒美です。
明日は中秋の名月。
自然栽培の白玉粉があるので、お団子を作ろうかな。
京都市への出稼ぎレッスンがお休みなので、時間がたっぷりあります。
玉ねぎやホウレン草の種まきをしなくちゃ。
1月から京田辺でも教室を開くので、HPの追加情報ページを作っています。
その作業の続きもしたいです。