中川恵バイオリン・ビオラ教室

京都府井手町レンタルスペースSHIKIにおける、子供たちの発表会のビデオ

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子供たちのリアル発表会 & 大人のビデオ発表会

子供たちのリアル発表会 & 大人のビデオ発表会

2022/05/15

★ビデオの公開は終了しました。

 

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京都府井手町のカフェ&レンタルスペースSHIKI にて、子供たちのための小さなリアル発表会がありました。小学生から高校生まで、半数の生徒さんが出演しました。

 

同時に、大人の生徒さんのビデオ発表会エントリーも募集中です。参加の生徒さんには、先生の演奏ビデオをプレゼント。森山直太朗の「桜」とアナウンスしていましたが、リアル発表会で弾いた「アルデバラン」と「情熱大陸」をお届けします。


幾人かの大人さんがビデオを撮っており、この発表会の場に参加するつもりの方もおられます。自分を客観的に見ることができ悪いクセがよくわかるため、私自身もビデオで自分の弾き方を検証し、常に改善を続けています。

ビデオ参加の生徒さんの分は、最後尾にこっそり?追加していきますので、感心のある方は時々のぞいてみてください。(当記事の冒頭にて、更新のお知らせをいたします。)

 

1階のカフェを待機場所にさせてもらいましたが、そのカフェスペースが本当に素敵なんです。発表会後にまったりしているご家族もおられました。井手町教室でのレッスン後に立ち寄る生徒さんもおられます。カワイイもの好きの大人女子をこのカフェで釣ったら、大人の発表会もできそうな気がしてきました。

 

 

私が主催するリアル発表会では、出演順はあみだクジで決めます。今回は小さな女子3名、大きな男子2名だったため、女子3名を先に、男子2名を後にして、男子の順番は先生が決めてしまいました。

 

女子3名の思惑は三者三様。
Nちゃん:前回トップバッターだったから、トップバッターじゃないのがいいな。
Rちゃん:とにかく一番最後がいい。(理由不明。母様にもわからない。)
Aちゃん:あのクジはどうなったの!(興味津々)

 

追及の厳しいAちゃんと一緒に、あみだクジを開封したところ、Nちゃんはまた一番になってしまいました。

 

子供たちと先生の演奏は、数十秒づつ掲載しました。会場のピアノのピッチが低く439Hzで調弦したので、耳のいい方には少し違和感があるかもしれません。

 

 

♪メリーさんの羊、ちょうちょ、ほか

 

Nちゃんは「レッスンは終わりの時間だよ」と言っても、まだ終わりたくない、とよく言います。お片付けの時間に「楽しかった」という言葉が口から出る回数の一番多い、バイオリン大好きっ子です。
妹がシールを触りたがると、シールを選んで貼る権利をゆずってあげます。シール欲しさにバイオリンを弾いていた幼い私には、あり得ないことです。ピアノ伴奏の先生は「わたしの先生はかわいいシールなんか一度もくれなかった~」と半世紀近くたった今でも言っています。

 


♪メヌエット第2番、夜に駆ける

 

「メヌエット第2番」は先生の指定ではなく、Rちゃんが自分で決めました。なかなか練習に身が入りませんでしたが、少しづつ踏んばって努力し、最期まで弾ききりました。

翌日、発表会後のレッスンでメヌエット3に入ったのですが、自ら指番号を書き、先生に質問もし、最後まで弾けてしまいました。


「夜に駆ける」は調と構成を私が整え、アレンジをピアノの先生にお願いしました。全部お任せできれば楽なのですが、バイオリン教室発表会の16日前がピアノ教室の発表会。しかも体調を崩して一週間ダウンしたため休日なしとか。というワケで「これ弾いてください」というところまで仕上げて渡しました。

クラシック畑の演奏家は、「楽譜通り弾いてください」というオーダーが一番楽なのです。「好きに弾いてください」「適当に変えてください」などと言われると固まります。

 


♪メヌエット第2番

 

Aちゃんは、曲をあっという間に暗譜してしまいます。しかし曲を覚えてしまっても、動いてくれるとは限らないのが体。腹筋/背筋の使い方が課題です。いつも先生に体を押したり引いたりされながら弾くのですが、今日は独力でよい姿勢を保ちました。
まだブリッジ型の肩当てが使えず、京都十字屋でママに買ってもらったカエルさんを使っています。
先生と母様は2~3曲弾かせようと画策したのですが、大人の意向には従わないお年頃なのでした。

 

 

♪ゴセックのガヴォット

 

Mくんはバイオリン教室に通いはじめて1年2カ月。ソロとアンサンブルの2曲で参加してくれました。
「ゴセックのガヴォット」は年初に、ピアノ伴奏なしで一度人前で弾いています。だから出来るんちゃうか、ピアノ伴奏ありも体験させてやりたい。高いハードル「花のワルツ」2ndバイオリンに必死に取りくむ様子を見ながら、先生は声をかけるタイミングを図っていました。
やりませんか?と提案したのは発表会の16日前。そして発表会の5日前に4カ月ぶりに聴かせてもらった「ゴセックのガボット」は、ずいぶんと上手になっていました。

16分音符の指回りがなぜか出来るようになってる! 本人は驚いても先生は驚きません。本質的に上達すれば、反復練習をしなくても出来るようになるのです。

 


♪チャイコフスキー「くるみ割り人形」より

 花のワルツ イントロ
 花のワルツ 中間部

 

チャイコフスキー「くるみ割り人形」は、バレエの伴奏用と、オーケストラで演奏する組曲があります。クラシック界で「くるみ割り人形」といえば組曲を指し、「花のワルツ」はその最後の曲になります。
今回用いた楽譜は、バイオリン2本&ピアノの編成によるものですが、構成や長さはオーケストラの原曲とほぼ同じです。これほんとにノーカットでやるの?とピアノ伴奏の先生から2度確認されたほどの長丁場。バイオリン2人は 3/20のアンサンブルレッスンに参加していたため、4月から猛特訓が始まり、学業や部活動のかたわら1カ月半で完成させました。

 


♪ボームの無窮動


2008年にスズキの4巻に加わった曲。先生はスズキ4巻を2冊持っているのですが、そのどちらにも載っていません。Rくんはなぜかバイオリン譜だけを持っていて、ピアノ譜がない。3冊目の4巻を買うべきか、それとも無伴奏でしてもらうか。悩んでいたらお母様が決断、4巻を買ってくださいました。無伴奏も悪くないけれど、ピアノがあると素敵さが倍増します。

 

 

♪アルデバラン 森山直太朗

 

今年の4月8日まで放送されていた、NHK朝の連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」の主題歌です。1番はアイさんの音域で、2番はオクターブ上げて弾きました。
バイオリンは、転調はさほど難しくないのですが、オクターブ下の音符を見ながら弾くのはちょっと難しい。そのためオクターブ上げるときは、楽譜を読んで弾くというより、メロディラインを覚えて転調するイメージで弾きます。

 

 

♪情熱大陸 葉加瀬太郎

 

ピアノ伴奏をお願いしている松井山手「ピアノ教室momo」の金原佳子先生。私たちはおおむね同じ歳で、会うごとに互いに指回りなどは老いてゆくのですが、なぜか佳子先生の伴奏は年々うまくなります。

 

生徒の情熱大陸を伴奏してもらうときは、Aメロを遅めに、Bメロを速めにしてもらいます。転ばないAメロの速さでBメロを弾くと、弓の長さが足りずに苦しくなるからです。その違いは計るとメトロノーム1メモリ。バイオリンを弾いている当人も、聴き手も、全く気づきませんが、明らかにBメロは弾きやすくなります。
私の伴奏をしてもらうときは、私が2回目のBメロをアドリブにするので、バイオリンの旋律をピアノに組み込んでもらいます。私との録音をメトロノームで計ったら、AメロもBメロも同じ速さでした。

 

 

♪魅惑のワルツ

 

本気度の伝わってくる渾身の演奏です。Eさんは肩や胸をこわばらせてしまう習慣があり、それが腕や指の動きを悪くしていました。

レッスン内容を愚直におさらいし、意識を使った体への働きかけをコツコツと行いました。また日常生活のなかで体を柔軟にする取組もしました。弓は前よりずっと大きく動くようになりましたし、左指も手首をぐねぐねせず1と2をくっつけれるようになっています。

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