中川恵バイオリン・ビオラ教室

木津川市の獣医さん

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2023/04/01

セキセイインコのらなを、木津川市の獣医さんへ連れて行きました。

 

らなは、黄セキセイインコみくのお嫁さんとして、2018年にお迎えしました。体の弱い子で、気は強いけど物静か、体調が分かりにくい子でした。

 

昨年の11月、気がついたら眼が充血していて、翌日には眼の周りが黄色く腫れ、羽を膨らませてジッとしているようになりました。これはもうダメかと、一時は覚悟しましたが奇跡的に持ちなおし、低空飛行で冬を越しました。持ちなおしてから何故か、うんちが小さくなりました。

 


話変わって、ときおり侘助(ワビスケ)という柴犬と朝の散歩をするようになりました。侘助は、JR玉水駅前「銘木カフェ志木」の看板犬。私とほぼ同時期に京都府井手町にやってきました。

 

彼は何故か私のことが大好きで、ほかに人がいても私めがけて突進してきます。バイオリン教室の前は、彼が朝夕かならず通る散歩コースで、バイオリンの音色が聴こえると、敷地に不法侵入して門扉から入りたがります。飼い主さんも不思議がっています。

 

そんなこんなで散歩に同行しているとき、侘助がお世話になっている獣医さんの話になりました。木津川市にあり、お客さんが来すぎるので看板を降ろしたとのこと。( 3/23のMYダイアリ にも書いてる ) 手術などはできるだけ避け、本人の治癒力を大切にするらしい。むむ、私と合いそうではないですか!

 


そして春がきて、らなの体調がやっと元通りになったと安心したところで、ある日突然彼女のお尻が腫れあがりました。

 

 

膨らんだお尻の形から、卵詰まりかと思いましたが、色が赤黒くて、ネットに上がっている卵詰まりの写真と違います。
どうしよう。。

 

1人では冷静になれないため、何人かの友人に連絡したところ、動物に詳しい友人が参考になりそうな動画を調べたり、獣医さんに連れていくのに車を出そうか?などと言ってくれました。

 

病院嫌いの私ですが、症状がひどいこと、にもかかわらず本人(本鳥)は元気なことから、木津川市の獣医さんにかかってみることにしました。(小鳥は、容態が悪いとき無理に病院に連れて行くと、かえって体力を消耗してしまう)

 

ネットで所在地と診療時間を調べてビックリ。休みの曜日がない。夜も診てくれる。往診可。完全予約制。先生はいつ休んでるの?

 

予約のため電話をするが、出ない。何度かかけて電話口に出たのは、当の先生でした。先生直々に訴えを聞いてくださり、予約を取ってくれました。

 

行ってみてわかったのですが、患者さんからの電話には先生が出るのです。奥にスタッフらしき女性がいたけれど、らなを診療しているあいだ、電話が鳴っても彼女は取りません。そのため電話をしても誰も出ないことがあるのだ、と分かりました。なんという商売っ気のなさ!


らなは、知らない場所や知らない人を怖がります。私の手には乗るけど、ほかの人には触られたことがありません。でも木津川市の先生なら大丈夫そう。彼女を安心させるため、みくも一緒に連れていきました。

 

 

キャリーに入れられて散歩するのは慣れています。電車にもこれまで幾度か乗りました。実家の浜松まで、JRの奈良線と関西線を乗り継いで帰ったこともあります。
車内は空いていて、二羽とも外の景色を見ながらリラックス。キャリーには庭のヒバの枝を切って入れたので、いい香りがしています。

 

JR木津駅の駅前からタクシーに乗ってもよかったのですが、らなも元気なので徒歩で行くことに。カゴをゆらさないようそっと歩きます。風が暖かい季節でよかった。外界の景色を見るのは2人とも大好きです。

ゆっくり歩いて15分。わかりにくい場所でしたが、木津川市は自然農塾で来ていたので土地勘がありました。

 

看板は降ろされていました。病院っぽくなくて、普通の家にしか見えません。チャイムを押して中に入ると、受付に先生が1人でおられました。

 

 

診察室でらなをカゴから出すと、先生の手にすんなり乗ってくれました。先生に握られても、頑張って静かにしています。乳がんやお腹の赤ちゃんを診るときのエコー検査で、お腹のなかを診てもらいました。

 

なんらかの理由で成長の止まった卵が、卵管の上のほうにある。直径1cmくらい。診断としては腹膜炎で、お尻が大きく赤くなっているのは、卵ではなく炎症によるもの。
今は炎症を起こしたあとで、体が修復作業に入っている。だから元気。
卵は、自然に分解・吸収されるか、自然に排泄されることもある。
少し前に体調が悪化したそうだが、その時に卵がうまれていた可能性がある。うんちが小さくなったのは、お腹のなかが卵で押されているから。

 

ということでした。

結果的に、なんらかの処置をする必要はなかったのですが、飼い主としては状況がわかって大安心でした。

 

もう一羽ぶん料金を払ってもいいと思い、みくの健康診断もお願いしました。
みくはカゴから出されるや否や、診療室内を自由に飛び回って、まったく言うことを聞きません。「これだけ元気だったら問題なさそうですね」と先生。なんとか捕まえて触診もしてもらいました。

 


受付での最後のお会計も先生でした。奥にいる女性スタッフは全然出てきませんでした。
この先生なら患者さんが殺到するのもうなずける、と思っている私の前に差し出された請求金額が、またびっくり!

思わず「先生、これは安すぎます」と言ったら、先生は、「なにもしてないですから」と。

先生が生活していけるのか心配です。お米や野菜を送りたくなりました。

 

 

これまで出会った、取りすぎやろう!と思える金額を請求してきた事業者さん、慎ましく感じた事業者さん、いくつかが脳裏に浮かびました。

お金はちゃんと使わなあかん、投票やから、と改めて思いました。

 

いくつになってもお金の使い道を誤ってしまう理由は、自分の心の弱さ、お金に対する恐れから来ています。わかっているのですが、難しいです。

 

 

その後、卵はどうなったのか??

4/12のMYダイアリ をご覧ください!

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