中川恵バイオリン・ビオラ教室

バイオリン・ビオラ 弦の交換方法

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バイオリン・ビオラ 弦の交換方法

バイオリン・ビオラ 弦の交換方法

2020/09/08

お待たせしました。最もリクエストの多かった、バイオリン・ビオラの弦の交換方法です。

バイオリンはADGE、ビオラはADGCの順に、1本づつ交換します。

 

①アジャスターは全部ゆるめておきます。
ペグを回して古い弦をはずします。はずした弦は丸めて、新品の弦が入っていた袋に入れ、年月を書いて予備として取っておきます。

1本づつ都度しまいます。全部まとめて最後にしまおうとすると、どれがA線でどれがD線か分からなくなる恐れがあります。

弦をはずしたあと駒に付着している松脂を拭くと、駒も弦も長持ちします。

 

 

②ペグにペグソープを塗ります。
ペグ穴との接点にあたる部分を確認します。わからない場合は、ペグボックスの上からペグを当ててみます。(写真) 接点にあたる部分はツルツル光っていて、あたらない部分と質感が違います。

ペグを回しながら、たっぷり塗ります。時々ペグボックスに当てて、塗る場所が違っていないか確認しましょう。

 

 

③駒と上駒(ナット)の溝に、柔らかいエンピツの芯を塗ります

調弦のとき駒の上を弦がすべるので、弦が切れにくくなります。弦の切れる場所は、第一位がボールとの継ぎ目。また駒と当たっているところ、上駒と当たっているところです。

駒がねじれるのを防ぐ効果もあります。E線だけアジャスター調弦だと、E線は常にテールピース側へ引っぱられ、残りの3弦は糸巻き側へ引っぱられるので、何年もたつうちに駒がねじれてきます。

 

E線について ③の作業に入る前に
E線には、黒ゴム or 丸いベージュの皮ゴム が付いています。これは、弦と駒のあいだのクッションとなる保護管です。この保護管は、駒のE線が当たる部分が保護されている場合は、いりません。

 

黒ゴムは、いらないときはボールエンド側へ押し付けて止めるか、

弦をはる前にボールエンドの反対側から抜きとります。弦の途中でぶらぶらしていると、雑音の元となります。

 

駒にはさむ場合、黒ゴムは駒の幅より長いため、余りはテールピース側へ出します。

 

丸い皮ゴムは、駒を保護する役目より、雑音を取って音をまろやかにする効果が大きいです。私は上駒(ナット)にはさんだりします。

 

④ペグ穴に弦を差しこみ、2cmほど飛び出させます
折れ目が先端ではなくなるので、巻きなおすとき穴に入れやすいです。(写真はG線)

 

 

⑤ペグを押し込みながら巻きます。

ペグからナットまでは、できるだけ真っすぐになるようにしましょう。 

 

⑥何周か巻いたところで、ボールをテールピースの穴にはめます。
弦の色が変わる部分が、ナットを通り過ぎたところを目安にすると、行き過ぎません。

 

 

⑦弦をさらに巻き、駒とナットの溝に弦がはまるようにします。

 

 

⑧弦をはじきながら、ペグを巻いていきます。

E線やA線などテンションの高い弦は、最初はすこし低めの音程で止めて、他の作業(A線だったらD線を張る作業など)の合間に少しづつ上げていきます。

E線もアジャスターはゆるめたままペグで音程を上げます。数分たって音程が下がってきたら、アジャスターで調整します。

 

 

⑨ペグ調弦している弦は、ペグの傾きを調整します。

数日たつと1/4周くらい弦が伸びるので、それを計算に入れて傾きを決めます。

 

弦を張ってから数カ月たつと、アジャスターが限界まで下がってしまうことがあります。そのばあいはアジャスターをゆるめて再度⑧を行います。

2020.04.30 バイオリン・ビオラの調弦方法(Click!)

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