肩関節の動きについて
2021/06/23
肩関節の動き方は(医学的に)何通りあると思いますか?
答えは4通り。
肩関節と言われても、肘や膝のようにイメージしにくいですね。
肩は、鎖骨・肩甲骨・上腕骨の3つの骨が出会う、5つの関節の複合体です。
普通 関節は、靭帯により保持されています。が、肩関節だけは筋肉群により保持されています。結合が浅く、可動域が大きいのです。反面、安定性が低く、故障しやすいという難点があります。
バイオリンをすいすい弾くためには、肩関節の動きがなめらかでなければなりません。
4通りの動きの中で、苦手なパターンがないか、チェックしてみましょう。
①前後の動き(屈曲・伸展)
歩いたり走ったりするとき、腕を振る方向です。
♪上腕が体側より後方へスムーズに行きますか?
②上下の動き(外転・内転)
鳥が羽を広げたり閉じたりする方向、
ラジオ体操第一の冒頭の動きです。
♪腕を上げるとき、途中で引っ掛かりなく頭上まであがりますか?
③左右の動き(内転・外転)
腕を水平にして、前で交差したり、真横へ開いたりする動きです。
♪腕は、真横より後方へ行けますか?
④上腕を、骨を芯にして回転させる動き(外旋・内旋)
ハイポジションの左腕の形が外旋、G線を弾くときの右腕の形が内旋です。
♪バイオリンを弾くポーズを、左右反対にしてみましょう。
♪左右反対の状態を、行ったり来たりしてみましょう。