中川恵バイオリン・ビオラ教室

バイオリン/ビオラ 松脂の塗り方

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バイオリン/ビオラ 松脂の塗り方

バイオリン/ビオラ 松脂の塗り方

2022/09/11

バイオリン/ビオラの張りかえたばかりの弓の毛は、ツルツルしていて弦をこすることができません。買いたてのバイオリンセットは、弓に松脂が塗られていないこともあるので、初心者さんは驚かないようにしてください。

 

バイオリン・ビオラ・チェロの専門店で買えば、当然購入前の試弾もありますから、松脂が塗られた状態で納品してくれます。初心者さんこそ、バイオリン専門の楽器店やバイオリン工房で買うべきです。敷居が高いと言わず、そこを乗り越え?て専門店で買ってください。

 


バイオリン弾きの友人が、知人の子供さんに分数バイオリンを貸したときの話です。友人は、弦と毛を新品にしてから貸しました。ところが「全然使えない」と言われて戻ってきました。

戻ってきた分数バイオリンを確認したところ、弓の毛がツルツル(松脂が塗られていない)で、無理やり弾こうとしたのかブチブチに切れていました。もちろんケースに松脂は入っていました。


私は中学生のころ、ギターを独学で弾いていたことがあります。4つくらいのコードを図を見ておぼえ、イルカの「なごり雪」など幾つかの曲を弾いていました。ギターやピアノは、高みを目指す?んでなければ、先生がいなくてもできます。

しかしバイオリンとビオラは、その「取扱いの難しさ」「体の痛めやすさ」を考えると、要所要所で先生(など)に見てもらった方がいいんではないかと思います。

 

整体師さんの業界専門誌で、オーケストラで最も整体を受ける頻度が高いのはバイオリン奏者、という記事を読んだことがあります。

演奏家専門の整形外科医もいます。体の故障でも、演奏家に特有な症状というのがありますし、演奏家のための治し方というのがあります。プロスポーツ選手に特有の症状や、特有の治し方があるのと、同じです。

 

 

松脂は基本的に、バイオリンを弾く前に毎回塗りましょう。

 

毎回塗らないということは、まとめて塗ることになります。塗った日は松脂が濃く、日を経るごとに薄くなります。松脂の量は多すぎても少なすぎても美しい音色が出ないし、弦を弓で触る感覚が育ちません。前回いつ塗ったか考えなければならないし、次第に塗らなくなったりします。

 

松脂の適量は、弦は白くなるけど、表板には白い粉があまり落ちないくらいです。弓で弦を引っ掻いたとき、弦が白くならないのは、松脂の量が足りません。バイオリンの表板まで白くなるのは多すぎます。

 

また普通に松脂を往復させているだけだと、弓の両端で松脂が薄くなります。端から端まで同じ濃度で塗れていない毛は、両端がツルンとしており、端から離れるに従って濃度にグラデーションがかかっています。グラデーションのあるところで弓を折り返すと、うまくコントロールできません。

弓の毛の両端は、松脂を少し強く押し付けるか、松脂を小刻みに往復させるなどして、どの場所も同じ濃度になるようにしましょう。

 

 

 

弦を弓の毛で擦って(こすって)音を出す楽器は、「擦弦(さつげん)楽器」と呼ばれます。
弦をはじく楽器は「撥弦(はつげん)楽器」。
弦をたたく楽器は「打弦(だげん)楽器」。

 

ピアノやチェンバロが弦楽器だと聞くと驚かれるかもしれませんが、実はピアノは打弦楽器、チェンバロは撥弦楽器です。打弦楽器は、ピアノくらいしかメジャーな楽器がありません。

 

撥弦楽器は、「はじく」という奏法が一番シンプルなためか、たくさんあります。ギター、ウクレレ、箏、三味線、ハープ、ライアー。バイオリン・ビオラにもピッチカートというはじく奏法があるのはご存知の通りです。

 

擦弦楽器もあまり多くありません。バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバス以外には、胡弓・二胡・馬頭琴くらいしか思いつきません。

 

胡弓は弦が3~4本の日本の楽器です。二胡は弦が2本の中国の楽器です。馬頭琴はモンゴルの弦楽器です。

いずれも弓の毛は馬のしっぽで、そのままだとツルツルなので、松脂を塗る必要があります。

バイオリン用の松脂は優秀で、値段もそこそこなので、胡弓・二胡・馬頭琴でも使うことがあるようです。

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