ハンドタオルで作る、バイオリン・ビオラの肩当て
2023/01/18
ハンドタオルで作れる肩当てがあります。
●ブリッジ型の肩当てが辛い(肩当て過敏症、肩当てジプシー)
●初心者向けセットバイオリンを買ったが、肩当てを買いそこねた
●分数バイオリンで、ブリッジ型肩当てが入らない
という生徒さんは、ひとつ作ってみては如何でしょうか?
井手町のバイオリン教室には、様々なサイズのタオル肩当てが転がっています。おいでになった生徒さんが肩当てにお困りの場合、生徒さんの体のサイズに合わせてシャッ!と出してあげます。
使い勝手がいいようであれば作り方を教え、材料(大きなゴム2本と滑り止めシート)を差し上げています。
自分のバイオリンケースにも、常にタオル肩当てが1つ入っています。出張レッスンのためだけでなく、自分のためにも使います。ブリッジ型肩当てが辛い日・身体感覚の調子が悪い日は、一時的にタオル肩当てに変えるのです。短時間使うと、解決の方向性を見いだせたりします。
①ハンドタオルを4つ折りにし、硬めに巻きます。子供には薄手のタオルやハンカチを使います。
②滑り止めシートでくるんで、普通の輪ゴム2本で止めます。シートの大きさは大人用だと10cm四方くらい、分数バイオリン用だともう少し小さめです。白いとカワイイのですが汚れやすいです。
③バイオリンの裏板に当てて、大きなゴム1~2本で止めます。当てる位置は、好みの場所をさがしてください。
こうやって説明するとあっけないのですが、本やネットで見つけた先人達の試行錯誤に、私のひらめきを加えた自信作(?)です。この形状に落ち着くまで何年もかかりました。
大きなゴムで止めるのではなく、バイオリンを構えたあと、裏板と体のあいだに右手で押し込むこともできます。
大きなゴムで位置を固定していると、落ちない・動かないという利点があるのですが、少し不自由さ窮屈さを感じます。右手で押し込むと落ちやすいため、体が落とすまいと反応してしまう欠点があります。長時間弾きたいときは前者、短時間でいいときは後者が向きます。
大きなゴムは文房具売り場、滑り止めシートはバス用品(または絨毯)の売り場にあります。