中川恵バイオリン・ビオラ教室

足裏カウンセリング

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足裏カウンセリング

足裏カウンセリング

2022/02/15

■足裏カウンセリング

開張足を改善するノウハウに強そうなサロン、西村泰紀さんのサイト で見つけて行ってきました。


西村泰紀さんは「その靴、痛くないですか?   あなたにぴったりな靴の見つけ方」などの著書もあるシューフィッターさんで、お弟子さんも数多く育てておられます。本の内容は、「ハルメク」という雑誌に載った「足を疲れさせる“合わない靴”にさよなら!」の記事 がわかりやすいです。


15年前つかまる所がなければリビングの横断すらできなかった身体が、内側からひとつひとつ滞りを解消していくにつれ動けるようになり、残すところ大物は足裏の状態だけとなりました。

一般的に足裏アーチは戻らない、外反母趾は治らないとされています。けれど、西洋医学では不可逆(よりよい状態へは戻らない)的とされる症状も治せることを知っているので、足裏だって諦めたくありません。

 

足裏アーチが崩れて重力への反発力がないことは、バイオリンを弾くときのパフォーマンスに影響していると感じます。本質的なところへアプローチすれば、まだバイオリンは上手くなるはずです。

 


■足囲(ワイズ)の計測

問診・触診のあと足型フットプリントを取り、足長と足囲の計測をしました。フットプリントを見ると、右指より左指が宙に浮いています。


足囲(ワイズ)はBでした。去年自分で測ったのと同じです。しかも、足裏アーチが崩れていてBならば、あなたの本来の足囲はAより細いだろう、というのです。

フラウプラッツでもポディアでも「あなたはEです」「靴はEEがいいです」と言われてきました。そうして選んだり作ったりしてもらった靴は、どこか腑に落ちないものでした。

 

私の足の縦横比は、普通だと思います。特別に細いとは思いません。バイオリンのレッスンでも生徒たちの足を見ているし、田んぼの共同作業でも仲間たちの素足を見ています。ですから売られている靴の多くがE~EEなのに反して、女性たちの足の実態はB~Cなのでは。

 

さらにこんなことも言っていました。機械で測るのは誤差がある。熟練した人の手で測るほうが正確。まるでバイオリン製作のはなしみたいです。

足長や足囲などのサイズは、体調や生活習慣で変わり、あまり意味がない。靴は、足長と足囲が一致しても、型が近くなければ、合っているとは言えない。
欧州で売られている靴には、サイズ表記がなかったりする。靴の合う合わないは、サイズではなく、自分の足のフィット感で測るものだから。

 

 

■歩き方

立ち姿、歩き方も見てもらいました。
かかとの外側から着地するように。1本の線の上を歩くようにすると外側から着地しやすい。MP関節をしっかり曲げて、足指を使って蹴り出すように。日頃の無意識の歩き方とはかなり違いました。

 

かかとの写真を、真後ろから撮ってもらったのですが、かなり内側へ倒れこんでいました。

帰路 教わった歩きかたを愚直に実践してみたところ、翌朝の足裏の感触がちがっていました。朝めざめたとき、いつも足裏の筋肉をもぞもぞと動かすのですが、これまで動いたことがない箇所まで動きました。

 

テーピングは毎日したほうがいい。一度貼ったら3日くらいそのままでもいい。という説明でしたが、私の体はテーピングしっぱなしをイヤがります。夜眠るときは開放した方がいいし、日中も何時間もやらない方がいい、と思っています。

また5本指ソックスも、私の身体はイヤがります。これについては、水口慶高さん や大阪ポディアの女性スタッフなど、賛同してくれた足の専門家もいます。

 


■靴のフィッティング

日頃履いている靴も見てもらいました。

 

涙型パッドを入れているローファーがあったのですが、もう少し下「湧泉」というツボの位置がよいと言われました。涙型のパッドは、足指の付け根のまんなかを持ちあげて横アーチを作り、足指が浮かないようにするためのものです。フラウプラッツで作ってもらったオーダーインソールも、「湧泉」のところが盛りあがっています。

しかし私の足裏は、ここに何かが触れるとイヤがるので、パッドを少し指先側へずらしていました。「湧泉」は足裏アーチがあれば宙に浮いている部位なので、何かが触ると気持ち悪いのは真っ当な感覚と思うのですが。

 

 

■幅狭靴タルタルガ

カウンセラーさんがこれまで買った靴のなかでは、タルタルガ が一番とのことでした。大阪にある幅狭靴セミオーダーの靴工房です。知っておりました。とっても高いので、自分にはありえない選択肢だと思ってきました。

しかしシュープレモも、アンナロウも、カネマツのミススレンダーも、試し履きでは良いと思っても、日常生活で履いていると違和感が出てきて、長続きしません。

 

タルタルガの本店に予約するのは敷居が高いけど、年2回梅田阪急の催事に出ているよ。とのこと。まるでバイオリン工房をお勧めするときの殺し文句?のようです。調べてみたら、明日まで阪急梅田で展示会ではないですか!


阪急梅田、行きました。
北新地駅に近いクロサワバイオリンは年1度くらい寄るのですが、梅田のど真ん中へ行くのは何年かぶりです。

 

まさか足を踏み入れる(うまい!)とは思わなかったタルタルガ。

足型フットプリントを取ってもらうと、昨日より5本の指が着地しています。1日違うだけなのに。

浮指が改善したのか、足長は人生で一番長くなっていました。足囲は縮んでいました。

 

足囲はA!
えー!

 

試し履きの靴はAAが出てきました。
ええー!

 

提案された靴を履いて店内をうろうろしているときには、心は決まっていました。足裏アーチが改善できるかもしれない、と思える確かな商品に、初めて出会いました。

 

 

■The BIG ISSUE

阪急梅田を出てJR大阪駅方面への横断歩道を渡ろうとしたおき、雑誌をかかげた背の高い男性が目に入りました。視力がめちゃんこ悪いので表紙が読めないのですが、あれは BIG ISSUE では?


人の流れと違う行動を取ることに、懐具合を考え ためらっている私に、私が言いました。
タルタルガが買えるなら、BIG ISSUE 買えるよね。

 

私より少し若い、実直そうな勤勉そうな人でした。暖かいオーラが出ていました。
JR北新地駅までの道すがら、昨日習った歩き方も忘れて、ホクホクした気分につつまれていました。

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